〈��19〉ついに止まった歯車【真由香Side】 ページ21
――――――私は、やってしまったんだ……
ゆく当てもなく、夜の街をさ迷う。
結局あの後、警察に話を聞かれて普通に帰されたけど、家に帰る顔もなくて……
お母さん、今頃探してるかな……？
今日パートお休みだからな……
私は、ふと腕に巻いている腕時計に目をやる。
時刻は、もうすぐ夜の８時。
でも、このままじゃ何処行ってもバレる……
どうすれば……
「何してるんだ？」
聞き覚えのある声……まさか!!
真由香「玲雄……っ」
玲雄「こんなに夜遅くに、また僕たちの関係、壊してやろうと思ったのか？」
真由香「いや……別に……」
玲雄「なら、なんで家と真逆のこの地域に来てるんだ？」
真由香「そ、それは……」
答えに迷っていると、玲雄は私を鋭い眼差しで見つめて、話し出した。
玲雄「真由香、今は自分を見つめ直せ。
確かに、お前のした罪は重いが、絶対にそれは消えるはずだ。
ただ、もう一回やろうというのであれば、話は別。
次は僕等、しっかり迎え撃つからな」
玲雄が言うと、連れていた犬、ジュライも『わんっ』と吠える。
真由香「はいはい。
それじゃあ、またいつかお相手してくださいね？
ジュライも……一緒にね？」
玲雄「……まだやる気だったのか」
それだけ言い捨てると、玲雄は去って行った。
真由香「……とは言っても」
――――――次やるとしたら、いつになるのだろうか？
と、言うかまず、もうやる気はない。
優羽だって絶対、あの手には乗らないだろうし……
誰か、仲間でもいないのかな――――――？
「もしかして、一人か？」
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夢羽 - 眼帯さん» ありがとうございまああああああす!!ヤバい超嬉しいです!! (2012年12月25日 20時) (
レス) id: 1cfdb1639c (このIDを非表示/違反報告)
眼帯 - この小説感動しました！！結構考えさせるお話ですね！ (2012年12月24日 15時) (レス) id: 167ee3fe6b (このIDを非表示/違反報告)
眼帯 - どうも、夢羽さん。 (2012年12月24日 15時) (レス) id: 167ee3fe6b (このIDを非表示/違反報告)
夢羽 - トンカツさん» ひぃ、オリジナル小説初コメだぁ!!ありがとうございます!!ｇｄｇｄですが、これからも頑張っていきたいと思います!! (2012年10月29日 22時) (レス) id: 1cfdb1639c (このIDを非表示/違反報告)
トンカツ - おもしろいです (2012年10月5日 22時) (レス) id: acabe246d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢羽 | 作成日時：2012年1月30日 22時
