愛が止まるまでは…*#～Peace!～【M.Nakai】 (ページ13)

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全員の挨拶を終えて、最後が木村さんで前室にいたから、そのままスタジオに入る。

私達だけのリハを終えた頃、SMAPさんもスタジオ入りして、踊りをつけ始めた。

奈乃香「…やっぱスゴイ…」

紗有里「ねぇ。…スゴイわ。」

感心してる奈乃香と、それに合わせてる紗有里。

有紀は当たり前でしょ、と呟いて、涼乃の姿は見えなかった。

有紀「…涼乃は？」

「…わかんない。」

有紀も気が付いたらしい。

最近体調がよくないらしい、と伝えると、やっぱり。と頷いた。

有紀「最近、ダンスのキレが悪い気がしてたから。」

「…そうなんだ。」

有紀「ちょっとだけどね。普通じゃ気づかない程度。」

だから大丈夫、と有紀が微笑んで、またSMAPさんのリハの様子を見る。

ものの数十分で振り付けは終わって、私達も一緒にリハに入った。

私達も５人だから、一人ずつ絡んでいく感じで振り付けがされてる。

私は中居さん。

…なんか、怖い。

中居「Aちゃん？よろしく。」

「あ、よろしくお願いします。」

カメラや音声チェックの時間に、中居さんが話しかけてきてくれる。

テレビと同じように微笑んでるけど、所詮は他人向き。

私も、テレビ向きスマイルを頑張って作って、中居さんに返した。

中居「最近、結構テレビ出てるよね。」

「あ、はい。出させて頂けるようになりました。おかげさまで。」

中居「つーか、ダンスすげーじゃん。あれで歌えるって相当だべ？」

「いえ、SMAPさんに比べたら。全然です。」

中居「なことねーよ笑」

…あれ、思ってるのと違った。