【番外編】高嶺の花子さんと1年前

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マユ「これ、正広の経営してる海の家だよね？」




『WAVE was...』という題のブログ。




マユが、一番最初の記事をタップした。




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うちの店長が、どこかへ飛んでった。


のほほんとしかしてないバカと、これから二人で、帰ってくるまで、この海の家を守らなければならない。


果たして、大丈夫なのか。


うちの店長(以下：バカ店長)と、俺と、のほほんとしかしてないバカ(以下：のほほん)で経営していた海の家。


バカ店長も、バカなりには頼りになるんだけど。


やっぱりバカ。


のほほんは当てにならない。


あと二人、常連客がいて、その5人でいつもつるんでるけど、その二人は姿を現さない。


一人は、5人の中で唯一サーファーの、とんでもなくカッコイイ男(以下：世界一)。


もう一人は、ワインバーを経営してる、海を見ながらよく黄昏る男(以下：黄昏)。


女の子の間では、この5人は『SMAP』と呼ばれているらしい。


昨日聞いた。初耳。


でも、今の海の家には、『SMAP』のうち二人しかいないから、女の子が減った。


世界一とバカ店長がいないと、嫌らしい(ちなみに、2TOPと呼ばれているらしい)。


早く戻ってこねーかなーーーー。


じゃないと、お客さん来ない(死活問題)。




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まぎれもなく、これはきっと、慎吾が書いてる。




…あいつ、こんなの始めてたんだ。

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