スノ日常

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…


どこからどう見ても本気で怒っているようにしか聞こえない、これが演技だとするなら名俳優


渡｢なに、ふっかと付き合ってんの？｣

翔太くんがどんな顔しているのか私には到底分からない。でも後ろから聞こえる声に背筋が凍りそうになる


向｢これ演技やで、翔太くん笑｣


康二くんがすかさずフォローするけど、演技と聞いても何故かイライラしている翔太くん


深｢翔太ぁ、邪魔しないでくんね？｣


渡｢ふっかに言われたくない、俺がAと付き合ってるから｣


『え、そうなの？』


ひーくんなんてカメラを持ちながら笑いを堪えている


阿｢目黒、行かなくていいの？｣


目｢ん、｣


机に伏せていためめが顔を上げ、眠そうな顔で現状を理解しようとしている


目｢翔太くん、離れて｣


渡｢は？なんで？｣


スっと椅子から立ち上がると私の前まで来てしゃがみ込む



目｢A…。俺、本気だって言ったよね？｣


『え、っと。うん？』


目｢もっと意識してよ、｣


大きな瞳に捉えられ動けなくなっているとふっかが横に来た



深｢Aは誰を選ぶの？｣


渡｢もちろん俺でしょ？｣


目｢好き。｣



『何だこの茶番、もういいでしょ笑』



岩｢いや、なんかキュンとしたよね笑｣


カメラの電源を落としながら、満足そうな顔をしていた



宮｢映画を見ているかのようだった｣



そのまま椅子から立ち上がり、めめの横を通り抜けようとした時だった



目｢さっきの演技じゃないから｣


ぼそっと耳元で言われとっさに振り返ると目が合った



目｢もう、遠慮しないし。本気で落としにいくよ｣



『…え？！』



驚いはのは私だけじゃなくて、メンバー全員口を開けていた

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