28話 ページ28
「翔ちゃん！」
誰かが俺を呼んでる気がする。
「翔ちゃん！」
・・ん、相葉ちゃん?
「翔ちゃん！」
ぱち。
目を開くと相葉くんのドアップがそこにはあった。
雅紀「翔ちゃーん！よかった。
今先生よんでくるね！」
うちの匂いじゃない。
なんか、消毒液っぽい匂いがする。
翔「・・ここは?」
まだ朦朧とする意識の中、
相葉ちゃんに問いかけた。
雅紀「見ての通り、病院だよ。」
翔「病院?」
あ、そっか俺・・
家で倒れたんだっけ。
翔「あっ」
はっと我に返り、急いでお腹に手をあてた。
赤ちゃん・・大丈夫かな。
先生「櫻井さん、目覚めましたか。」
しばらくして相葉ちゃんに連れられて山風先生が入ってきた。
翔「はい。
あの、この子は・・」
先生「赤ちゃんは大丈夫ですよ。
お腹を打っていたようなので一応検査をしましたが、問題ありません。」
翔「そうですか」
安堵のため息がもれた。
先生「・・それでは相葉さん、これから櫻井さんとお話がありますので
少々お部屋を外していただけますか?」
雅紀「あ、はい。わかりました。
じゃあ翔ちゃん、コンビニで何か買ってくるね！」
相葉ちゃんはそう言って、笑顔で手をふってでていった。
先生「いつも元気な方ですね。」
先生はそんな相葉くんをみて、にこっと微笑んだ。
翔「ああいう人が1人いるだけで家の雰囲気がぜんぜん違いますよ。」
俺もつられて笑顔になった。
先生「・・それで、ですね。
櫻井さん。今回、櫻井さんが倒れた原因は疲労とストレスからくるものと思われます。」
翔「疲労と、ストレス・・」
先生「相葉さんに聞いたところ、最近お仕事のほうはあまり詰め込んでいないようなので
ストレスの面が強いと考えています。」
きっとこの子のことでだと思う。
俺はどう切り出していいのかわからず、口をつむいだ。」
先生「ストレスを1人で抱え込むのは、櫻井さん自身にも赤ちゃんにも悪影響です。
もしよければ、私に話していただけませんか。」
翔「・・あの、実は」
このことを相談するのってこんなに勇気がいるんだって
言う直前で気がついた。
この子の命を取り上げるって、そういうことなんだよね。
翔「3人目、諦めようかと・・悩んでいまして。」
俺は先生の顔を見れず、ずっとベットの隅を見ながら言った。
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kage125(プロフ) - 更新頑張ってください！応援してます！！ (2021年12月9日 19時) (
レス) id: 0ecf550f49 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 更新待ってます！ (2021年10月30日 17時) (レス) @page32 id: aff33eb5b0 (このIDを非表示/違反報告)
アプリンゴ - 更新お願いします！楽しみにしてるのですが、、忙しいとも思いますが、頑張って下さい！ (2020年5月24日 14時) (レス) id: 330bfb124d (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 更新をお願いします。楽しみにしてますっ！ (2020年4月24日 16時) (レス) id: 330bfb124d (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - 更新しないのですか、、、？ずっと待ってます… (2020年4月12日 22時) (レス) id: 8448d692bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃ奈
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作成日時：2014年6月14日 15時
