素っ気な彼女2 Fuma.K

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A｢ｺｺだよ。｣






勝利｢案外近いんだね。｣






A｢ﾌﾌ、うん。｣






勝利｢じ、じゃあ!!

手当てしよっか。｣






A｢自分でやるよ?｣






勝利｢いいから。

怪我人は座った座った。｣






僕は君を椅子に座らせた。





消毒液と絆創膏を手に取り、君の元へ戻ると窓を見つめる君。






何を見てるんだろう。と興味本意で覗けば、風磨くんとさっきの君を苛めてた女子がいた。







勝利｢…、しみるかもしれない。｣






A｢あっ、うん。

…平気。｣






また窓を見つめる君。






悔しい。

どうしてさ、ｱｲﾂらは君を苛めてた張本人。




君は何で泣きそうな顔をするの?







僕は君の傷口に消毒液をかけた。




A｢痛ｯ。｣







勝利｢あ…、ｺﾞﾒﾝ…。｣






A｢?

なんで謝るの?｣






勝利｢え、いや、その。｣






A｢私が窓を見つめてたから?｣






痛い所をついてくる君。




ﾆｺｯと笑い僕に言った。








A｢まだ…、好きみたい。｣





そう言い、君の頬に涙がつたった。




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