Sparkle Ⅱ (ページ33)

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私が出演した回や、パフォーマンスビデオに音源が公開されてから反応を見ると結構良くて安心した。私が少し前にしていた心配も杞憂だったみたいだ。

今日はいつもお世話になっている番組とはまた違う理由でMBCのテレビ局に来ていた。昨日、久しぶりに音楽番組に出演して、今日は二回目の音楽番組、音楽中心。

昨日は酷く緊張していたし、MCの人たちのインタビューも無かった＿というか他のスケジュールが入っていた＿から、ずっとテレビ局にいたわけじゃなくて、今日は一度仮眠を取ってMCの方たちのインタビューにだけ出ることになっている。

その前に、オンニに言って控え室を抜け出してきた。目指すのは、同じくカムバックをしているスキズのところ。スンミニがドームツアーを終えて、連絡を取りあってはいたもののお互い時間が取れず会うのは久しぶりだった。それに、色々謝りたいこともあったから。

ドアをノックしてから待っていると「はーい」なんて声と同時にドアが開いて、出てきたのはチャニオッパだった。

「お久しぶりです」

「A、久しぶりだね。入って」

「お邪魔します」

チャニオッパは中を確認してからどうぞどうぞ、なんて招き入れてくれて少し緊張しながら控え室にお邪魔した。すぐにスンミニと目が合ってすぐそっちに行きたかったけど、それをおさえて「あの」と声をかけた。

「色々と、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」

思い切り頭を下げるとすぐそばにいたチャニオッパが「ちょっと、頭上げて」なんて慌てて言って、それから皆もそんなに気にしないで、と言ってくれたのだった。

「これ、クッキーなんですけど良かったら食べてください」

「本当に大丈夫なのに……まあ、そう言ってもAは引かないだろうから、これはありがたく頂くね」

ふう、と一安心して息をつくと「A！」とスンミニよりも先にヒョンジニに声をかけられて、ヒョンジニの方を向くと「可愛い！」とすぐに褒められた。

「ちょっと、恥ずかしい」

「ねえ、写真撮っていい？」

「あ、スンミナ……！」

あまり広くない控え室でヒョンジニに追いかけ回されそうになって、すぐにスンミニの後ろに隠れた。

スンミニの服を掴んで、ヒョンジニから逃げていればスンミニが「いい加減にしな」と言ってくれて一段落。私たちのやり取りを見てスタッフさんたちにまで笑われてしまって恥ずかしかった。