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ト「あの後俺もちゃんと勉強したんだよ」






『全然卒業出来てなかったですけどね!』







ト「うっせぇよ」





そう言って笑うとあの頃に戻ったような気がした。









ト「ねぇ、告白……答え聞かせて?」








『ナチュラルにサイコパスっぽかったけど…





喜んで。』









こうして、数年かかったトミーの片思いも、







私の初カレも叶った。









そんな日に相応しいような、






『満月だ…』









ト「ほんとだ…綺麗だなぁ」










見上げた星空に大きな主人公のように光る月。









『トミーさんみたい。』









ト「えぇ、どこが?」









笑うトミーさんにつられて私も笑う。







『輝いてて、いつも誰かの為にそこにいる人って感じですね』







なんだそれ、なんて笑うから、照れてしまって声が出ない。





繋いで手は何だか儚くて、



大きいのにせつない。








ト「…A、名前呼んで?



俺の事、あの時みたいに」









『……トモヨシ』








ト「カタコトじゃん」









ニヒヒッて笑った顔見る。





変わらないなぁ……ずっと。





きっと。









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作者名:芽柚 | 作成日時:2019年7月7日 11時

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