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…
て「俺が呼んだからね〜」
いい仕事したわ〜なんて言ってトミーさんと肩を組むてつや。
羨ましすぎるその景色に頭が上がらない。
『えぇ〜!こんな形でお会いすることができるとは……』
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
ライブも終わり、
打ち上げに来てくれたトミーさん。
少し離れたところでてつやとゆったり話してる。
話しかけたいけど、この距離…酒の周り具合。
うん、無理だ。
力尽き始めたスタッフの皆さんを帰らせて、
私も帰路につく。
ト「…なまえさん。」
耳元にそんな声が聞こえてきて、
肩が跳ねる。
ト「このあと時間あります?」
とトミーさんが指さした先にはきいちさんと、少し大きい車。
『え、時間はありますけど…えぇ!』
送ってくださるのかな……すごく悪くない?
だってわざわざライブに来てくれたんだよ?
お互いに譲らない交渉の結果。
『すいません、おじゃましちゃいます……』
私が乗せてもらうことになった。
キイチ「えっと、」
ト「俺らの家に」
『えっ????』
行先は私の家ではないらしい。
まあ、送るなんて言われてないか…
『ちょっ待っ何…?えっ???』
混乱する私にトミーさんはシー、と人差し指を口元にやる。
ト「…なまえさんに、会ったら絶対やろうって決めてたことがあって、
少しだけ時間下さい」
少しだけ申し訳なさそうにするトミーさんに頷く。
『、お邪魔します……』
一軒家に入って周りを少し見ると、動画でみたものが全てある。
『すご……』
感動していると、
ト「こっち」
手を引かれる。
としみつやてつやと違って体温の高い掌。
大きくてドキドキする手。
ト「あ、目、閉じてください。
ここで待ってください。」
…
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作者名:芽柚 | 作成日時:2019年7月7日 11時