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…
『あの、その。
アラタカサン?』
新隆の前に座ったのはいいんだけど、すごく申し訳なくて隙間を開けて座ったら、
新隆「もっとこっち。」
とか言って背中とお腹がくっつくくらい近くまで私を引き寄せた。
新隆「ん、A…」
肩に乗せられた顔は耳元で「ん、んっ」と吐息を漏らす。
少し伸びてきた髪を束ねている為、その息が首筋ダイレクトに届き、擽ったいのなんの。
チュッと軽いリップ音のあと、熱すぎるくらい熱っぽい吐息が首を掠めて、私を抱き寄せる腕に力が入る。
切羽詰まったように、「A…A…っ」と呼んでくる。
『新隆、熱あんの?』
高揚した顔が、「?」と傾く。
私は振り返って、新隆に向き合う形をとる。
『…あらたか?』
新隆「やっぱり、、布面積が少ない方が良いな。」
へへっと笑う新隆はそっと服の裾から手を突っ込む。
『やっちょっと。』
『…ばかぁ。』
……
三日後ーーーー
『あれ?スエット…』
洗濯機の上に丁寧に畳まれたスエットが上下。
『ねぇ、スエット帰ってきた…!』
腕に抱えて、新隆に報告する。
新隆「?良かったな」
寝起きで、寝癖だらけの頭を大雑把に撫でられる。
『何処にあったんだろうね、三日間も。』
新隆「………………さぁ?」
…
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芽柚(プロフ) - Lemonaめろんそーだ。さん» コメントありがとうございます!!これからもキュンキュンする作品作り頑張ります笑 (2019年2月8日 9時) (レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めちゃめちゃキュンキュンしますね!!これからも頑張ってください!! (2019年2月8日 7時) (レス) id: 50d9b31992 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芽柚 | 作成日時:2019年2月5日 11時