検索窓
今日:3 hit、昨日:14 hit、合計:19,055 hit

ページ14







『あの、その。


アラタカサン?』




新隆の前に座ったのはいいんだけど、すごく申し訳なくて隙間を開けて座ったら、



新隆「もっとこっち。」




とか言って背中とお腹がくっつくくらい近くまで私を引き寄せた。




新隆「ん、A…」



肩に乗せられた顔は耳元で「ん、んっ」と吐息を漏らす。




少し伸びてきた髪を束ねている為、その息が首筋ダイレクトに届き、擽ったいのなんの。




チュッと軽いリップ音のあと、熱すぎるくらい熱っぽい吐息が首を掠めて、私を抱き寄せる腕に力が入る。



切羽詰まったように、「A…A…っ」と呼んでくる。







『新隆、熱あんの?』





高揚した顔が、「?」と傾く。




私は振り返って、新隆に向き合う形をとる。







『…あらたか?』





新隆「やっぱり、、布面積が少ない方が良いな。」





へへっと笑う新隆はそっと服の裾から手を突っ込む。






『やっちょっと。』






『…ばかぁ。』









……



三日後ーーーー



『あれ?スエット…』





洗濯機の上に丁寧に畳まれたスエットが上下。





『ねぇ、スエット帰ってきた…!』




腕に抱えて、新隆に報告する。





新隆「?良かったな」




寝起きで、寝癖だらけの頭を大雑把に撫でられる。





『何処にあったんだろうね、三日間も。』









新隆「………………さぁ?」








11 風邪→←10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
50人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

芽柚(プロフ) - Lemonaめろんそーだ。さん» コメントありがとうございます!!これからもキュンキュンする作品作り頑張ります笑 (2019年2月8日 9時) (レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めちゃめちゃキュンキュンしますね!!これからも頑張ってください!! (2019年2月8日 7時) (レス) id: 50d9b31992 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:芽柚 | 作成日時:2019年2月5日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。