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軽く設定 《匿名さんリク》
付き合ってる(R15くらい)
ｰｰｰ
新隆「A、誕生日おめっと〜」
その言葉と共に暗い部屋がほんのり明るくなる。
市販のカップケーキにロウソクが一本ぶっ刺さっただけの簡易なケーキだけど、
その暗がりの中でも分かるほどに赤い顔も私へのプレゼントだと思おう。
『新隆ぁ、ありがとう〜』
勢いよくそこに飛び込めば、うぉ、と小さく驚いた声を上げたが、直ぐにふぅと息を吹く音も聞こえ、
再び周りが少し暗くなった。
新隆「…おかえり。」
『ただいまっ』
お互いに笑いながら狭い廊下を並んで歩く。
『おお〜？早く帰りすぎた？』
リビングに抜ければ飾られた天井と、残骸。
今日は20という節目だったからか、
盛大に祝うつもりだったのだろうか？
新隆「あー、うん。途中で寝た」
『おい、』
、
彼氏の手料理を食べて、
ケーキに生クリームとか、チョコレートとか乗っけて、写真撮って、祝ってもらって、
ゲームして、
気づけば一時を過ぎ、
新隆「んん…もう食えねぇって」
どうやら、
既に夢の国に着いたらしい。
その寝顔にそっと手を伸ばして頬を撫でる。
嬉しそうに擦り寄ってくるのが可愛い。
『ありがとね…』
小声でそう言って、私も横になる。
新隆「…」
新隆の背中にくっつくように眠ると、
直ぐにその背中がパッと起き上がり、私の上に覆い被さる。
『ふぇっ、新隆？ど、え、何してんの？』
新隆「何って…お前も成人したんだからいいだろ？」
と、途端に顔が近づいてくる。
『えっ、ちょっと！ねぇ！
待っ、待って…』
恥ずかしくなって顔を背け、近づく肩を軽く押す。
新隆「嫌だ。待たねぇ。
俺はもう十分待っただろ。 ご褒美。くれねぇの？」
目が獣のようにギラつく。
『…っあら、たっんむぅ』
チュッと唇が重なる。
数回軽いリップ音だけが部屋に広がる。
だんだんと、ぢゅっくちゅっと水気のある音が混じってきて。
熱を持つ口内に新隆の薄い舌が侵入する。
『…っふっんん…ぁっ』
初めてのことに、痺れる感覚が全身を駆け巡る。
新隆「なぁ、このまま。
いい？」
口元をニヤつかせて私の同意を求める。
酸素の足りない頭は何も考えずに縦に振られた。
…
Happy Birthday! でした
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芽柚(プロフ) - Lemonaめろんそーだ。さん» コメントありがとうございます！！これからもキュンキュンする作品作り頑張ります笑 (2019年2月8日 9時) (
レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めちゃめちゃキュンキュンしますね！！これからも頑張ってください！！ (2019年2月8日 7時) (レス) id: 50d9b31992 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芽柚 | 作成日時：2019年2月5日 11時
