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全て吹っ切れた私はあとは深澤くんに思いを伝えるだけだった。想いを伝えるのは明日の金曜日。仕事終わりに手作りのチョコを作ろうと私は必死に用意をしていた。
「チョコの作り方とか分からないどうしよういつぶりよ作るのなんてやばいってまじで」
良い事を思いついた私はある人に連絡をして住所を伝えて手伝って欲しいと連絡した。
家のチャイムが誰かを来たことを伝える。
わたしはオートロックのエントランスを開け玄関で客人を待った。
ピンポーンと家の前のチャイムがなり、ドアを開け本当にありがとうございます…すみません仕事終わりに呼び出してしまいすみませんというと、いや大丈夫だよ、チョコ作り?と聞いてきた。
「宮舘さん、本当に呼び出してしまいすみませんでした…」
「Aちゃんから連絡来た時はまじで何事かと思ったけどね。ふっかにあげるの?」
「えっ、宮舘さんも知ってるんですか」
「阿部ちゃんが酔った勢いで俺にめちゃくちゃ言ってきたからそうなのかなって思ってた。オフィスで見てればわかるよ。正直」
さすが、周りのことが誰よりも見れてる人だ。
「これ、作りたいんですけど。」
分かった。じゃあ一緒に作ろうか。だけど俺はアドバイスしかしないよ?Aちゃんが作らなかったら意味ないからね、と言う宮舘さんは本当に優しい人なんだろうなと思う。
しばらくアドバイスを貰いながら作り続けあともう少しで終わるところまで完成した。
「チョコを溶かしてこうやって型に入れて冷蔵庫で少し冷やすと!」
「はい、よく出来ました。」
「宮舘さん達にもチョコ渡さないとですね…明日バレンタインだし。」
「俺らなんて、そこら辺で買ったチョコでいいんだよ。手作りなんてもらえないよ。」
そう言うと作ったチョコを箱にしまえるよう私が買ってきた箱まで袋から出して用意してくれる宮舘さん。やっぱりお礼は何かしらしないと…と思い私は料理を作り始める。
「宮舘さんオムライス好きですか?」
「作ってくれるの?楽しみだな」
無理やり来てもらったんだしご飯くらいご馳走しようと思い家で出来る一番簡単で私の得意料理を宮舘さんに振る舞うことにした。
「すみません。簡単なものしか出来なくて…」
「オムライスって、1番その人の性格が出る料理だから俺は好きだよ。」
と言って美味しそうに食べてくれる宮舘さん。本当に良かった…
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はる(プロフ) - みきさん» お返事遅くなってしまい大変申し訳ありません。みき様いつもありがとうございます。行き詰まった時などに残り話数で阿部さんの告白シーンよりストーリーちょこちょこと書かせて頂きますのでどうか更新お楽しみにお待ちくださいませ。素敵な阿部さんとの恋愛をお楽しみに (2020年2月20日 1時) (レス) id: 59e28b3d8d (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - これから描かれる阿部ちゃんとのストーリーも気になりますが、出きれば、深澤くんのストーリーでの番外編で、阿部ちゃんとのハッピーエンドでのストーリーも描いていただきたいです。 (2020年2月17日 6時) (レス) id: 5ca5d758c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる | 作成日時:2020年2月9日 18時