オロチ、鎖のない世界に連れて行って［妖怪ウォッチ］

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えっと…。


今日は、何日目だっけ。


……あ、皿が１０皿だから、１０日目か。


あ「本当、いつまでここにいればいいのか…。」

私は(人1)A。

ここは財閥が持っていた館で、今は廃墟と化している。

そしてその、地下室にある檻に閉じ込められているのだ。


あ「…なんでだっけ」

最近、物忘れが多い。癖になってしまったのだろうか。


独り言を呟いていると、地下室の階段からコツコツと、

誰かが歩く音が聞こえた。


私の目の前に現れたのは、記憶上、私を閉じ込めたうちの一人である女だった。


女「A。ここにいる期間が延びたわ」

あ「…またですか。この前、あと１週間で出られるって言ったじゃないですか」

女「口ごたえしないで。貴方は実験台なのよ。いなくなられては困る。」

あ「……」

女「そう、それでいいのよ。貴方に反抗することは許されない。ただ私たちの言うことを聞くだけ。」


女はそう言って、檻の扉を開けて、隅に置かれた皿を回収した。


女「三十分後、食事を持ってきます。その後実験だから、素早く食べること。いいわね？」

あ「…」

女「返事は」

あ「…はい」

＊＊＊
うん←

次はフランちゃんだ、頑張って！

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