オロチ、鎖のない世界に連れて行って［妖怪ウォッチ］

７ ページ9

妖怪は人間には見えない。

だけど、私には見えるみたいだ。

なんでだろう……？


中には霊感とかが強くて、見えなくても感じる人はいるみたいだけど。


男「ん…？」

女「どうかなさいましたか」

男「いや、なぁ…。数値に異常はないんだが、波がおかしくてな…」

いつも冷静なドクターが、焦っている。

わかりにくいが、とても焦っている状態だ。


すると、急にとんでもないことを言い出した。


男「この波、人間が出すものじゃない。何か他の物体が出すものだ」


……え？


他の、物体？……私が？


あ「……えいっ」

私は一つのことが思い浮かんで、女に触れようと手を伸ばした。

だが、手は女のところに達したものの、感触がなかった。


あ「…オロチ、…いる？」


オ「A‥！大丈夫か？急に意識を失ったから…」

あ「うん、なんとか。ねえ、あのさ…。」

オ「なんだ？」

あ「人間って、妖怪に触れれる？」

オ「いや、無理だと思う。ただ、妖怪ウォッチがあれば別だが…。」


私はまた、手を伸ばした。

感触を感じた。


……オロチの温もりを。

＊＊＊
フランちゃん、文の書き方統一したほうがいいかな？

コメか次の話で言って！

８→←６

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す