レギュラス ページ41
ひとしきり吐き出し終えたらずいぶんと呼吸も、思考も正常になった…と思う。
それでもグワンと揺れる頭は、いつもの重力の２,３倍になっているのではと錯覚させる。
荒く息をしていれば、フィニが背をなでてくれる。
「体ふきますから、口をゆすぎましょう」
口をきれいにして、少し汚れてしまった寝間着を脱ぎ、ガウンに着替えてベットに横になり、冷たい枕に頭を乗せる。
一口飲んだレモン水で少しスッキリした。
湯気が立つお湯を入れた洗面器とタオルを持ってきたレギュラスが、私のほうを見た。
そして何を言うでもなく、布団に手を入れてふき始める。
その温かさが心地よくて、少しまどろむ。
『ねぇ、レギュラス』
眠気に負けそうになりながらも、声を振り絞った
「なんですか、A？」
『レギュラスは、私のこと好きですか？』
正直自分でも何を言ったのかよくわからなかった。
あの見た夢が怖くて、レギュラスに確認がしたくなったのかもしれない。
私自身は望んで望まれる言葉を口にできないくせに。
「僕の気持ちは好きなんかじゃ表せれない…
愛してますよ、A」
手を止めて、タオルを洗面器にかけた。
右手を私のほほに添えて少しベッドに乗りあがる。
『風邪うつりますよ』
「べつにいいでしょ」
唇に少し冷たい彼のが重なった。
息を吸おうと少し口を開けば割って入ってくる舌。
広い部屋にリップ音が響いた
――――――
少しだるいながらも起き上がり着替える。
まだ完全に治りきっていないようだが、昨日に比べたら全然まし。
おそらくレギュラスの添い寝が効いたのであろう
昨日キスの後、疲れたのか爆睡した私は今日はいつものように朝の６時くらいに目が覚めた。
レギュラスの寝顔はレアなもので、とくに声を少し漏らしながら寝返りを打つときの顔は天使のように甘い顔だ。
今日も一日がんばるぞ、なんて思いながら残りのかたずけと、宿題を済ませる。
風邪がうつってしまったのかレギュラスが起きてきたのは昼前だった。
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あやにゃん(プロフ) - 架印�靴気�» 架印III様、誤字の指摘ありがとうございます！自分ではなかなか気づけない物で…申し訳ありません。 (2020年9月23日 23時) (
レス) id: 41b9de9ad7 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 喘息のページ。今更感半端ないですが、“ビックバーク”じゃなくて“バックビーク”です。 (2020年9月23日 22時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - スカイさん» コメントありがとうございます♪ 貰えると心の支えになります((´∀｀*)) (2017年6月23日 7時) (レス) id: 64c80b7f49 (このIDを非表示/違反報告)
スカイ - とっても面白いです！頑張ってください！ (2017年6月22日 20時) (レス) id: 1e805a494b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやにゃん | 作成日時：2017年1月1日 0時
