いい子ちゃん ページ29
「俺たちはこの時代に生まれてからまだ１０数年とたっていないうえに、生まれ変わりと自覚したのはまだ数年のこと。」
とはいえ君、吸血鬼と言えば闇側、つまり旧ヴォルデモート軍側の存在で…
そこで彼は少し言葉を詰まらせた
『それに私の家も聖２８一族には入ってなくてもそれなりの地位得てますもんね、"あの人"のところで。』
遠慮気味に２人はうなずく
「聖２８一族とかの事情は私たちも詳しくは知りえなかった…とはいえ、吸血鬼はもとから闇側の存在だから少し気になって」
『吸血鬼って確かにそっち側なんですけど、私これでも吸血鬼の管理長みたいな感じで、私の意思で中立にも立てる感じなので…』
権力、そしてダンブルドア先生からの信頼、それらがあって私はあの人に仕えながらもこの学校に通い、ハリーを見守ることを許されている。
そう伝えれば、彼ら２人は安心したように、そっか、と言い微笑んだ。
「なら、Aちゃんも相当な玄人だねー…
いつも明るくて、裏表がなくていい子だななんて軽く考えてたけど。」
『長く生きてきただけの、おばあさんなだけですよ』
すこしトーンを落とし小声気味に言えばレナさんが私を抱きしめる。
お胸で苦しい。
「よしよし
Aちゃん、もう少し肩の力抜いていったらいいよ〜」
ふわふわとした雰囲気が私の心を包む。
羽毛でつつまれ、立ち上がることもできない深くに沈んでいくよう。
瞼を閉じればどうしてかレナさんの甘い香水が香ってとてつもない眠気が襲ってきた。
――――――
『ん…』
ゆっくりと起き上がれば談話室が違うことに気づく。
青に黒。レイブンクロー寮にいるようだ。
妙にすっきりする頭と眠気に少し疑問を持ちつつ起き上がると後ろのテーブルに先輩さんとレナさんが座って何やら話していた。
「気分はどう？」
起きたことに気づいた先輩さんが私のほうへ歩いてきた。
『何だかすっきりして体が軽いです。』
するとレナさんが申し訳なさそうに微笑みながら、勝手に魔法かけちゃったと謝る。
ぶんぶんと顔を振りながら私は謝ることをやめさせ、ありがとうと伝えた。
リセットされて疲れが取れ、いろいろなことのやる気に満ちてきた。
ソファーから立ち上がり彼らが座るテーブルへと向かう。
『天羽家と、同盟を組みませんか？』
アーサー王とその姉の生まれ変わり。
こちら側につけないでどうしようか。
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あやにゃん(プロフ) - 架印�靴気�» 架印III様、誤字の指摘ありがとうございます！自分ではなかなか気づけない物で…申し訳ありません。 (2020年9月23日 23時) (
レス) id: 41b9de9ad7 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 喘息のページ。今更感半端ないですが、“ビックバーク”じゃなくて“バックビーク”です。 (2020年9月23日 22時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - スカイさん» コメントありがとうございます♪ 貰えると心の支えになります((´∀｀*)) (2017年6月23日 7時) (レス) id: 64c80b7f49 (このIDを非表示/違反報告)
スカイ - とっても面白いです！頑張ってください！ (2017年6月22日 20時) (レス) id: 1e805a494b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやにゃん | 作成日時：2017年1月1日 0時
