誕生会 ページ49
双子の一歳の誕生日と同時に、レギュラスが引き取ることとなった。
理由としては仕事のほうが大方落ち着いたことと、僕が説得したからだ。
子供たちは僕のことを名前で呼んではいるし、レギュラスが訪れたら明らかに反応が違うのだが、どこまで理解しているかわからない。
吸血鬼の血を引いているので魔力の質でレギュラスを本能的に父親だと見分けているのだろうけれど…やはり親子というのは一緒に過ごしたほうがいい。
レギュラスが渋ったとしてもだ。
盛大に開かれたバースデーパーティーには双子のことを知るすべての関係者が呼ばれた。
僕やポッター達から闇祓いまで。それに人間か怪しいものも数人。
山のようなプレゼントを前に、子供用のドレスとスーツを着た二人は目を輝かせていた。
なお、服はテイラーロックハートのハンドメイドらしい。ちなみに呼ばれた彼は全員に金色の名刺を配っていていた。相変わらず派手なやつだ。
「ドラコ君、だっけ。」
ブロンズの髪の女性が僕の名を呼んだ。
背丈ほどの大きな杖に緑の瞳。
不死鳥の騎士団員で闇祓い局第6班、第1後方支援班ともいわれるところに所属している、レナ=モーガン・キルシュナーだ。
昔Aの家で行われたクリスマスパーティーにも出席していた。
「キルシュナー先輩、お噂はかねがね。」
僕は持っていたシャンパングラスを宙に浮かせて握手をした。
「レナでいいよー。
それに噂なら君のほうがよく聞くよ。」
「癒者界の若き天才、ドラコ・マルフォイ君」
彼女の後ろに現れた金髪の男性はウィンクをした。
帯剣していて、彼女と同じく緑の瞳からしてアルフレッド・アーサー=キルシュナーだ。
魔を祓う特殊な技を用いて主に闇の生物や、闇の生物に落ちかけたような人間を相手するという。4年目で闇祓い局第3班の班長に抜擢されるというかなりの腕利き。
「いえ…あれらは僕一人の功績ではありませんよ。」
Aのアイディア、レギュラスのアドバイス、そしてパンジー、ダフネ、ミリセント、セオドールやスカーレット、何よりアステリアの支えがなければなしえなかったことだ。
僕にはそれを形にすることができただけ。そういう魔法を使うのがうまかっただけだ。
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あやにゃん(プロフ) - ベルモットさん» ベルモット様、コメントありがとうございます。 話の筋は一緒でも、結構映画版と原作で違ってきますよね〜 それに原作でも言語で印象がかなり変わってくるので面白いところです(´˘`*) (2020年12月28日 19時) (レス) id: 64c80b7f49 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 死の秘宝を読みはじめました。近頃、原作を読んで気がついたところが、映画と原作の中で違いがあったり、映画オリジナルである部分もあったり、と見返して見ると考え深いですよね。 (2020年12月28日 4時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやにゃん | 作成日時:2020年11月20日 2時