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ロケット ページ15

「ロケットを盗み出して、ヴォルデモートはそのまま何も反応しなかったの…?」

ハーマイオニーは暗くなったあたりから僕に視線を向けた。

「まさか。
ロケットはもちろん取り上げられ、Aは相当な罰を受けたと聞いています。
彼女は記憶でも教えてくれる気はないようですが。」

ゆっくりと光を取り戻した記憶の世界は、次は横たわるリリーの死体を抱くセブルス先輩を映し出した。


「それからの話は、お前たちはもう大まかには知っているだろう。
そして、あの守護霊は我輩だ。」

グリフィンドールの剣のもとへと導く女鹿を指さしてセブルスはそう言った。
慈愛に満ちた、でも悲しそうな表情だ。

「せん…せいは、本当に母さんのことが…」


 
ふと周りの景色がもやのように混ざり始め、叫びの屋敷の部屋の中を現し始めた。
しまってあった懐中時計を見ればさほど時間はたっていない。5分もたっていない。


「さて、セブルス先輩と僕はいったん戻ることにします。
Aが帝王によって殺されたことも伝えなければいけませんし。」

「まってレギュラス。」

ハリーは僕の手をつかもうと手を出したまま、また振り払われるのではという躊躇からか握ることなく宙に浮かんでいる。


「ちゃんと、戻ってくるよね。」

「状況次第、とでも言っておきます。
でもそう簡単に死ぬつもりはありません。城の復旧作業くらいはお手伝いいたしますよ。」


セブルス先輩のローブを少しつまんで魔力を込めて闇の陣営のもとへと姿くらましをする。
まずは…吸血鬼への説明が先だろうか。
 
 

救護室→←湖



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あやにゃん(プロフ) - ベルモットさん» ベルモット様、コメントありがとうございます。 話の筋は一緒でも、結構映画版と原作で違ってきますよね〜 それに原作でも言語で印象がかなり変わってくるので面白いところです(´˘`*) (2020年12月28日 19時) (レス) id: 64c80b7f49 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 死の秘宝を読みはじめました。近頃、原作を読んで気がついたところが、映画と原作の中で違いがあったり、映画オリジナルである部分もあったり、と見返して見ると考え深いですよね。 (2020年12月28日 4時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやにゃん | 作成日時:2020年11月20日 2時

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