16.内容 ページ33
ナ「無理しないで残したら？」
その言葉に、ケースケ君は笑いながら「全然食べれるし」と強がった。
拉麺を初めて食べた私でも分かる。流石にあの量は子供の胃袋には入りきれない、と。
ケ「まぁ、食べ過ぎは体に毒だしぃ？今日はこの辺にしとこうかなぁ〜？」
そう言い、器に箸を置いた。
すると、ケースケ君は月浪君の方を....正しくは、月浪君の後ろの席の方を見た。
もし....かして、もったいない男が居るの...？
すると、私の耳に、聞き覚えのない声が聞こえた。
「もったいな〜い」
『ヒッ....！！』ｶﾞﾀｯ！
聞こえた不気味な声に、私は席から落ち、情けない声を発した。
ナ「え！？Aちゃん大丈夫！？」
『え...あ、はい。大丈夫...です。お気になさらずに』
本当は大丈夫じゃ無いけれど、私はその思いを隠すため、嘘をついた。
その後、ケースケ君の身に何かが起こり、一先ず私達は解散することになった。
外はまだ明るく、時間にも暇があったため、気分転換に近くの本屋に足を運んだ。
平棚(ﾋﾗﾀﾅ)書店は本の種類が他の書店よりも豊富で、しかも私の家から近いため、行き付けの本屋だ。
店「あ、Aちゃんだ、いらっしゃい！新しく入荷した本があるよ！」
此処の常連でもあるため、店員の殆どが顔見知りであり、とても良い人達だ。
『今日はなんの本がお勧めですかね？』
店「そうだねぇ、この[霜月の木暗がり]とかどうかな？あの有名な柊紡さんが執筆した作品だって」
『へぇ、内容が興味深くて面白そうですね。この本の値段は？』
店「税別で950円です！お買い上げ、有り難う御座いましたー！」
私は家に帰り、早速その本を読んだ。
数時間後かして、やっと半分読みきった。
案外頁数が多く、全頁六百頁と云うこれまた大規模な本だ。
でもこの本だけで全部のストーリーが書かれているのも、納得できるかもしれない。
その数日後。
急に天野さんに呼ばれ、私は携帯を持ち、天野さん宅に向かった。
其処には既に有星君と月浪君が居ており、そして顔色が悪いケースケ君と、その傍に天野さんが居た。
『あの....何があったんですか...？』
ナ「実は...」
『兎に角、そのもったいない男を早く引き離さないと。状態は悪化するだけですね』
ト「うん。ねぇ、正体に繋がりそうな情報とか無いかな？」
ナ「ケースケの話だと、ラーメンを食べようとした時だけ«ちょうだい»って追ってきたみたい」
拉麺を食べようとした時だけ....
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風丸照美 - 絵が上手ですね！そして私もイナイレ大好きです！野坂君可愛いです！ (2018年7月24日 8時) (
レス) id: 93139036d8 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナッツ - とてもとても絵がお上手ですね！そして野坂君w大好きなので嬉しかったですwww (2018年7月20日 20時) (レス) id: a61f051594 (このIDを非表示/違反報告)
幹葉ミキハ - 慧流さん» 後で変わるもんですよね夢って。私なんか保育園の時将来の夢聞かれて思いつきでパティシエって答えてしまいましたもん(バカ← てかもんってキモすぎだヤバイな← (2018年6月3日 23時) (レス) id: 692896f186 (このIDを非表示/違反報告)
慧流(プロフ) - 幹葉ミキハさん» 私も、夢脱線しかけてます。笑(( (2018年6月3日 13時) (レス) id: d35ab4c030 (このIDを非表示/違反報告)
幹葉ミキハ - 慧流さん» コメント態々有り難うございます〜(は おぉ!!!夢が同じな人がいたわ。ですが私、若干パティシエ諦めかけてます((← ですので漫画のアシスタントさんに行こうかなーと。夢が脱線しかけています← (2018年6月3日 13時) (レス) id: fe07654674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幹葉ミキハ | 作成日時：2018年4月13日 20時
