[妖怪ウォッチシャドウサイド]私が…本当にしたいことは

14.厄介 ページ25

ナ「この書き込みとか気になんない？」

『へぇ、此処の店主さん、30年程勤めていらっしゃるのですね。
“拉麺”と云うモノはとても興味深いのですね』

ナ「でしょ〜」

ア「って、なんだよコレは！？」

『ﾋﾞｸｯ....急に大きな声を出さないで下さい。
というか、いつの間に居たんですか』

ア「いや、先刻から居たけどな！？？」

あれ....そうでしたっけ....←

ト「ラーメン店のレビューサイトを見てたんだ」

私達の会話は右から左に流した月浪君は、そう言いながら、拉麺をクリックした。

出てきたのは、これまた美味しそうな拉麺と、店の内装(？)だった。

ア「お！これは中々〜、じゃなくて！食い物の話をするなら此方にしてくれ！！」

キレッキレなツッコミをした後、有星君はサイト[ウスラヌラ]を立ち上げた。

そして、一つの書き込みに辿り着いた。

ト「“もったいない男”？」

もったいない男？...折角運動神経抜群で、大会とかそう云うのに行けるのに、
苦手な料理を鍛える為に、専門の方に行くとか。そういうこと...？←

いや、違う違う。話が微妙にズてる違う。

ア「食べ物を残した子供の前に現れて、«もったいな〜い！»っと言って憑り依き、
子供から食欲を奪い、体の弱った子供はそのまま痩せ細って死んでしまうと言われているぅ〜！」

とても長い説明。感謝致します←

それにしても、もったいない男ですか...

『何処となく、厄介な妖怪ですね....ﾎﾞｿｯ』

ナ「ん？Aちゃん、何か言った？」

『...！いえ、なんでもありません。只の独り言です』

そう言うと、天野さんは「そっか！」と言った。

あ、因みに名前呼びは、下校中に言われました。

そう、約一時間前のことを思い出していると、

「ハッハッハッ〜！まぁたそんな有りもしない話で盛り上がってるのぉ？」

毎度お馴染み、ケースケ君だ。

あ、毎度と言うか、私的にはまだ二回目ですけどね((←

ア「これで妖怪探偵団、全員集合だな！」

そう有星君が言うと、これまた恒例、ケースケ君の全力拒否←

ケースケ君が拒否っている間に、有星君は話を進め、もったいない男の正体を考えることになった。

ト「もったいない男か。一体、目的はなんだろう」

月浪君は、最初に目的から考えるのですね。流石イケメンです←

ア「憑り依いた相手の食欲を奪うって云うのが引っ掛かるな〜」

プシュッと音を立て、ゴクゴクと飲んでいった。

いや、ジュース常備って、どれだけ環境良いのこの施設←




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お松ゥ

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