8.話 ページ15
ジ「あのね、あの日僕は、カードショップで手持ちのカードを整理してたんだ。
そしたらヤツが«おい、オレと対戦しようぜ。オレが勝ったら、お前カード寄越せ»って言って、
結局、そいつと対戦するハメになったんだ」
レッドヘッドは普通にカードが欲しかったのかな。
いやいや、そんな悠長なこと考えている暇なんて無い。ちゃんと聞かないと。
ジ「そのまま何ターンかゲームを進めてたんだけど、アイツがあのカードを__
«赤い龍!»ってバーニングドラゴンを出したんだ!」
その言葉を聞いた瞬間、月浪君は、「何!?」と驚いた声を上げた。
もう分からないよ。何バーニングドラゴンって。
ト「電光石火時代の中でも、極めてレア度の高いカードだ」
そう月浪君は説明してくれた。流石マニア様←
ジ「....そのバーニングドラゴンのカードが______怖かった。あんな怖い思いは二度としたくない!」
それを聞いた有星君と月浪君は同時に頷いた。
ジョージ君は帰り、今はベンチに腰掛けて、レッドヘッドがどんなヤツか考察している。
ア「レアカードを手に出来ないまま無くなった少年の霊で、
赤い帽子の下は怨念に満ちた骸骨だとか」
いやそれ、普通に怨霊なんじゃ....
ト「或いは、カードゲームを止めさせたいお母さんの霊が、少年に憑り依いて、
カードを食い尽くそうとしているとか」
発想がなんとも日常的←
ナ「あ....西柏さんは、どんなヤツだと思う?」
今の今迄無言で貫いてきた私だが、天野さんに言われ、なんとなく流れに乗ってみた。
『....そうですね、レッドヘッドは、ただ純粋にカードゲームがしたいんだと思いますよ。
それか、一般人を襲ってまでカードを手に入れたいナニかが、あると思うんです』
其処まで言って、私は思った。
どんなヤツかって聞かれているのに、なんで印象みたいなことを言ってしまったんだ、と。
直ぐに訂正しようと思ったが、有星君は立ち上がり、こう言った。
ア「兎に角、どういうヤツにせよ、俺達でなんとかしないと!」
あ、なんか名言を←
というか先刻考えたの意味無かったんじゃ...←
妖怪探偵団用の小さい空き家に戻り、レッドヘッドをどうやって探そうか、考え中だ。
戻ったとき、ケースケ君が居なかった為、少し疑問に思ったが、全然気にしなかった。
ア「う〜ん、レッドヘッド。どうやって探そうか」
ト「しかし、ジョージ君の話は驚いたな。まさかあの、
バーニングドラゴンのカードを持っているヤツが居たなんて」
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風丸照美 - 絵が上手ですね!そして私もイナイレ大好きです!野坂君可愛いです! (2018年7月24日 8時) (レス) id: 93139036d8 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナッツ - とてもとても絵がお上手ですね!そして野坂君w大好きなので嬉しかったですwww (2018年7月20日 20時) (レス) id: a61f051594 (このIDを非表示/違反報告)
幹葉ミキハ - 慧流さん» 後で変わるもんですよね夢って。私なんか保育園の時将来の夢聞かれて思いつきでパティシエって答えてしまいましたもん(バカ← てかもんってキモすぎだヤバイな← (2018年6月3日 23時) (レス) id: 692896f186 (このIDを非表示/違反報告)
慧流(プロフ) - 幹葉ミキハさん» 私も、夢脱線しかけてます。笑(( (2018年6月3日 13時) (レス) id: d35ab4c030 (このIDを非表示/違反報告)
幹葉ミキハ - 慧流さん» コメント態々有り難うございます〜(は おぉ!!!夢が同じな人がいたわ。ですが私、若干パティシエ諦めかけてます((← ですので漫画のアシスタントさんに行こうかなーと。夢が脱線しかけています← (2018年6月3日 13時) (レス) id: fe07654674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幹葉ミキハ | 作成日時:2018年4月13日 20時