向日葵色、花開く。 ページ13
○信介side
音駒の副主将の海くんから聞いた通りに近くの階段から2階へ上がり、ついさっき歩いてきた方とは反対へと歩んでいく。
トットットッとスニーカーと床が擦れる音。
少しばかし大きくなっていく歩幅。
自分は今楽しみにしているのだろう。
いつぞやか父さん方のおばぁちゃんが亡くなってから、あっていない。
職員室の看板を通り過ぎて図書室と書いてある看板が上にある。
引き戸には「OPEN」と書いてあり彼女がいることがほぼ確定したようなものだろう。
何年かぶりに再会するいとこに期待を寄せながら3回コンコンとノックする。
『はーい。どうぞー。』
少し語尾が伸びるのは彼女の癖だ。
「失礼します。」
ガラガラっと扉を開けると目の前のカウンター。そしていとこの姿があった。
『久しぶり。信介。』
「あぁ、ほんまにな。」
彼女は読んでいた本をパタッと閉じてこちらを向いてにっこりと笑う。
『まぁ、入りなよ。』
『今お茶入れるね』と言いながらコップを用意し、椅子を引いて『座りなー』とマルチタスクをする彼女。
「また、背ぇ高くなった？」
スっと横切った彼女を見ると少し高い気がした。
『そうかも。毎年1センチずつ伸びてるから』
『信介も伸びたんじゃない？あんま目線変わんない気がするから。相対的に？』と言いながら紙コップに入ったお茶か机の上にふたつ置かれ、反対側にAが座る。
「それは猫背のせいっちゃう？」
そう入れてもらったお茶のコップをクルクルと回しながら口の中にお茶を流し込む。
『あはは、痛いとこ付くね。』
‘’図星”という顔をしながら同じようにお茶を飲むいとこ。
『あ、そういやベンチ入りおめでとう。』
『あとはー、インターハイ準優勝だっけ？おめでとう。』と笑顔で笑いかけてくる。
「せやな。」
『あん時びっくりしたよ。泣きながら電話かけてくるんだもん。』
なんて思い出話に花を咲かせているともうあと10分。
そろそろ終わりの時間になってきた。
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びとうぃーん。(プロフ) - らうさん» コメントありがとうございます！研磨君ですね。続編ではそこそこの段階で絡ませる予定ですのもう少々お待ちください！ (2022年10月9日 14時) (
レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
らう(プロフ) - すごく面白くてお気に入りの作品です！！よろしければ研磨くんとの絡み見たいです、、、これからも応援してます！ (2022年10月9日 13時) (レス) @page46 id: 246f941ca2 (このIDを非表示/違反報告)
びとうぃーん。(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！これからも出来るだけ更新し続けららるよう努力致しますので今後ともよろしくお願いします！ (2022年10月6日 7時) (レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごく面白いです！更新頑張ってください！！ (2022年10月5日 23時) (レス) id: a9de40c3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びとうぃーん。 x他1人 | 作成日時：2022年9月24日 16時
