【ハイキュー!!】稲荷崎の北さん、音駒の南さん。

利休白茶色の昔。 ページ45

○Noside


時は少し遡り烏野対音駒の練習試合。




｢ってかクロって南さんと面識あったんだ。｣




なんて話すのは気だるげな目をした孤爪研磨。
今は大幅に音駒がリードし烏野の2回目タイムを取っている最中だ。





｢えっ……ってか研磨こそ。苦手そうなタイプなのに。｣





なんて話しながら再度体をととのえる。



｢いや別に。図書委員で一緒だったし。｣



なんて爆弾が投下され｢はっ？｣とつい声を荒らげてしまう黒尾。



｢クロは図書室行かないじゃん。｣




なんて呆れられる。



｢いや、別に｢どうしたんっすか？｣｣



なんてかぶせてくるのは山本猛虎。後ろでは福永招平がピースをしている。






｢南さんのこと。




ってか虎も福永も図書委員一緒だったし。｣



なんて言う研磨に驚きが隠せない黒尾。




あれ、南さんと関わり無かったの俺だけ…？



いや、1年は…という気持ちになるがみんな南さんのことを知ってる。





なんてアタフタ考えてると｢あぁー、南さんッスね！彼女、めっちゃいい人っす！｣なんて感想が返ってくる。




福永も同感しているのか首を縦にぴょこぴょこと振っていた。




｢お菓子、美味しい。｣




ついには福永からこんな言葉まで出てくるほど。





｢だよなぁー！もっかい図書委員になりてぇー！｣





なんて出てくる虎に驚いていると研磨が解説を挟んでくれる。




｢委員会の時毎回飲み物出てくるから。｣





なんて言われて咄嗟に｢そのくらい知ってますぅー。｣と返す。




｢じゃ、お菓子は？たまにだったけど出てきたの。






委員会最後の時、みんな一個づつリクエストして“お茶会”したけど。｣





なんて出てくる。いくら何でもとんでもエピソードすぎて脳の処理が追いつかない。






そんな黒尾を横目に夜久が｢行くぞー。｣と声をかけていた。

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