虹色恋話。 ページ17
○宮侑side
「あー、待たせてもうてすまんな。」
なんて話しながら合流してきたのは主将の北さん。
普段よりも少し柔らかい雰囲気の北さんは珍しい。何か良いことでもあったのだろうかと勘繰ってしまう。
「そういや北さん、ついさっきの南Aさんに会えたんですか?」
と聞くと
シューズの上からなので特段痛い訳では無いがしっかり痛みはある。
「何すんねんっ!」
と小声で叫ぶと「よぉ無神経にそんなこと北さんに聞くなぁ。」なんて言われて少し自分の発言を考えた……
「あぁ、会えたで。変わらずやったわ笑。」
なんて笑顔で笑う北さんは稀……ではないがいつにもなく機嫌が良い。
そうしたら少し正論パンチも少なく……なんて考えていたらサムが
「ついさっき、一緒に来とったの多分髪の毛長かったから女の人や。
つまり北さんの言う‘’南‘’っちゅー人は北さんの彼女やろ」
なんて耳打ちしてくる。
「きっ、北さんのかの「ハイハイうるさいよー。侑くん」」
なんて口を塞いでくるのはついさっきまでスマホを弄っていたチベット……いや、角名倫太郎。
「なんやどうしたん?」
なんて銀まで出てくるから話がどんどん大きくなっていく。
「俺のなんや?」
なんて覗き込んでコテっと首を傾げる北さん。
「いや、なんでもないっす。
北さん飲み物、いります?」
なんて、珍しく気の利いた事を話す俺の片割れ。
「ありがとうな。」
と言ってサムから水を貰う北さん。
「信介ー。先、主将同士で軽く顔合わせやってー音駒の主将呼んどるー。」
なんてアランくんがいいタイミングで来るもんだからおっしゃと心の中でガッツポーズをした。
「じゃ、お気をつけて!」
なんて柄でもないことを言うと「なんや気持ち悪い。なんか変なもんでも食べたか?」なんて北さんに心配される始末。
けど、これは稲荷崎2年で会議や!北さんの‘’南‘’っちゅー人の関係を暴いてやりたい。
「うっはぁー!北さんの弱点、見つけたで!」
なんて声を出すと「いや、俺が先気づいたんやからな?」と水を口に流し終えたサムがこっちを真顔で見ながら言ってきた。
「ちなみにもっと言うと俺」
なんて角名が言っていき銀は「……なんの事や?」と戸惑ってた。
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びとうぃーん。(プロフ) - らうさん» コメントありがとうございます!研磨君ですね。続編ではそこそこの段階で絡ませる予定ですのもう少々お待ちください! (2022年10月9日 14時) (レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
らう(プロフ) - すごく面白くてお気に入りの作品です!!よろしければ研磨くんとの絡み見たいです、、、これからも応援してます! (2022年10月9日 13時) (レス) @page46 id: 246f941ca2 (このIDを非表示/違反報告)
びとうぃーん。(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!これからも出来るだけ更新し続けららるよう努力致しますので今後ともよろしくお願いします! (2022年10月6日 7時) (レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごく面白いです!更新頑張ってください!! (2022年10月5日 23時) (レス) id: a9de40c3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:びとうぃーん。 x他1人 | 作成日時:2022年9月24日 16時