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交差点に向かって走っているA。
つい先刻、谷崎と敦の気配も弱くなった。
例の交差点につくと3人の姿が見えない。今朝の
「あら、アナタも誰か探しているの?」
そこを見ると赤色のフワフワのドレスを来た金髪の幼女が立っていた。
「…えぇ、そうです」
「私はエリス、貴女は?」
と無邪気に自己紹介をしてくれたエリスだが、
「綾目Aです…エリスさんは、若しかして
異能か何かですか?気配が……」
「!…凄いわ、A私とリンタロウを探して!!」
「リンタロウさん?…」
「そう、中年なのに迷子なの」
エリスを抱き上げて、「居ましたか?」と聞くA。
「居ないわ」と呆れたように返事をするエリス。すると交差点の中心で複数の人の気配を感じ取るA。
その気配の中には、ナオミや賢治、谷崎、敦の気配も混じっている。
向かいの歩道に
「エリスちゃ〜〜〜んこんな処に居たァー」
と情けない声がAの耳に届いた。
聞き覚えのある声に「ん?」となるA。
「森さんですよね……嗚呼、成程森さんの異能でしたか」
町医者の格好をした森に微妙な視線を送るA。
「リンタロウを困らせたくて」
「えぇー酷い、でも可愛いから許す」
咳払いをしてAを見る森。
「エリスちゃんをありがとうね」
落ち着いた声のトーンになる森。
Aはコクンと頷く。
「ご無沙汰しております。
エリスさんは森さんの異能ですね
多分……“ヰタ・セクスアリス”」
「ほら!Aの勘は凄いわ!今度遊びに来て」
すると、敦や鏡花がAのもとに来た
「Aちゃん」
「A姉さま」
Aは駆け寄ってきた2人の方を見た。
敦と自分はポートマフィアに懸賞金目的で狙われ、鏡花に至っては元ポートマフィア。
襲われないかと心配していると
「ではこれで失礼するよ」
と平坦な声で路地に去ってしまった森とエリス。
何だったんだ?と思う敦。
すると鏡花がガクンッと崩れてしまった。
呼吸が荒く、恐怖から瞠目していた。
驚いて鏡花の背を擦る敦。
「年端もいかない少女に向ける殺気じゃないですよ」
と鏡花を抱きしめて、
「大丈夫だよ」と宥めるAの姿があった。そして森が消えた路地に視線を送る。
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御影(プロフ) - 綾田さん» コメントありがとうございます！ (2023年1月10日 7時) (
レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
綾田 - 夢主がめっちゃかわいいっ！？です。どんな子なのかな？と読み進めてたら、好みドンピシャで……マジかわいいです。ありがとうございます。 (2023年1月9日 21時) (レス) @page13 id: 9d196278d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年5月29日 22時
