塩が好きな砂糖の僕達 7

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ジミン目線






-ガチャ-




「あ、チョコちゃんただいま」







何時間こうしてるかな



リビングの食卓の椅子に座って



動くことなくずっとこうしてる






「…ただいま」


ジミン「おかえり。遅かったね」


「ちょっと仕事が片付かなくて」


ジミン「0時まで片付かないような仕事…？」


「なにそれ。何が、言いたいの？」


ジミン「…A。他に好きな人ができたならどうして素直に言ってくれなかったの」





キツい言い方しかできない




「はい？何を根拠に言ってるの？」


ジミン「最近帰り遅いし。それはまぁ…忙しいのは分かってるから目は瞑る。だけど、休みの日になると朝早くからバレないようにコソコソ出ていくし。素っ気ないし。」


「はぁ、」






大きなため息をつくA




そして




リビングのドアの目の前で



カバンを置き




頭を抱え込みながらしゃがみこんだ






「もう、疲れました」


ジミン「何に？」


「何言っても信じてくれないですよね。だからもう、いいです。」


ジミン「じゃあ、認めるって事でいいの？」


「はぁ、」


ジミン「どこ行くの」


「私がこの家にいても貴方が息苦しいだけでしょう。猫は後で引き取りに来ます。」


ジミン「出ていって…どこ行くのっ…？」


「あなたには関係ありません」


ジミン「そーだね」







服を少し大きめのカバンに詰めだした




[にゃあ…]



「後で迎えに来るからね」




ジミン「…」





はぁ




何してんだろ





招待状も出して




結婚式もすぐなのに




ユンギヒョンの言葉を思い出した




"大迷惑だからな"





本当に…そうだよな






[にゃぁぁあ]



「また後でね」







ジミン「…」






リビングからAが出ていき





玄関のドアが閉まる音を聞いて




ジミン「はぁ…」







本当に悲しい時って




涙出ないんだ

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