葛藤 ページ9
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A視点
目の前で繰り広げられる婚約破棄のシーン。
私の心にあるのは、葛藤と記憶の整理が追いつかない現状であった。
とりあえず記憶を整理してまとめていこう。
○由緒正しき侯爵令嬢
○よくある発明好きのオジョーサマ
○婚約者ナシ
....なんっていいポジション！
アイリーン様とキャッキャウフフが...(( ←推しはアイリーン。
それにしても腹立たしい。
当たり前でしょう！？
私だって身分が低い者は目上の身分のものに先に挨拶をしてはならないなんて
そんなこと知っていますし！？
学園祭の劇の演目をアイリーンのわがままで変更させられて、台詞を覚え直したリリアが可哀想だった。
なんて馬鹿なんです！？
アイリーン様のご好意を無駄にして…！！ 本当これだから…！！！！
言うことに従わなければ、官僚の両親を降格させると脅された＿＿＿＿
アイリーン様がそんなことするわけないでしょう！？
慈悲深く、お優しく誰よりも努力を為されているお方…。
そんな方が意地汚いことやるはずがないんですもの…！！
アイリーン様は清く気高く美しい...女神なのですよっ！！！！
もうクソですよね。
失礼かもしれませんが、セドリック様など、その他諸々クソですよね((
だから！！
私は！！！
なるべく原作通りにアイリーン様を幸せにさせます！
目指せ、ハッピーエンド！！
目指せ、アイリーン様♡クロード様！！
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