洋館3 (ページ2)

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キュウジュウページ2

哲side
…………

ｶﾞｻｯｶﾞｻｯと5人で森の木々の間を歩いて行く

松「景色変わらないけど」

和「そうですよね」

おいらの後ろからついてくる二人

沙羅「もうすぐです」

将「相羽ちゃん大丈夫かな」

ふとこぼす将君は一番後ろ

松「しかしほんと静か…」

枯れ葉など踏みしめる音、と少し皆の息が上がってきているようだ

和「でも涼しいから丁度いいですね」

自分こう言った場所に住んでみたいなとふと思う

誰もいない所へ…将くんと二人っきりで過ごすの

将「ねっ沙羅さん熊とか出ない?」

沙「熊?」

和「やっぱり野生動物とか生息してるんじゃないですか？」

沙「"今はまだ大丈夫です"」

和「どういうこと?…」

松「あっそうだ！沙羅さん俺に言ったよね夜は外は危険って…もしかして」

沙羅「はい…少し話しながら行きましょう」

やっぱり吸血鬼とかの関係かな

住みたいって所じゃない

前を向いて歩いて行くと何か長い物が落ちていた

何だろう?

近寄ってしゃがんでみる

さびれた銀色、銃口、引きがね

これって

それを両手で拾いあげた

カマエテ………

ウツ…

バーンとけたたましい音とともに数匹のカラスが雄叫びを上げて森の木々を揺らし飛び立った