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ナナジュウシチ ページ37
哲side
何か視界がぼやけてる中…
おいらはひたすらあるところに歩いていた…
外だろうか…踏みしめている地面が固くじゃりじゃりしている…
そしてまわりが深い緑色と甘い香りに誘われ…僕を何処かに導くみたいにその道先を囲んでいる…
地面にひとひら落ちた蒼い花…
拾って嗅ぐと微かな薫りが広がる…
薔薇ってすごくいい匂いするよね…
しかし次の瞬間…
「えｯ」
微塵に砕ける花びら…
「待って!」
無意識にでた言葉が
おいらの足を走らせる…
数メートル来たところで
))じょろ…じょろちゃぽちゃぽ
と一定のリズムで弾む音…
その着いた場所も幅が広がっていた…
その水音はそこのど真ん中にたつ彫刻像からだった…
噴水だ…
白く西洋作りだった
?:ようこそ美しきバラ園へ…
えっ…
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作者名：赤龍 | 作成日時：2016年6月28日 0時
