ロクジュウサン ページ23
哲side
相「お腹空いたよ〜」
相「喉乾いたよ〜」
相「遊びたいよ〜」
さっきからこれの繰り返し
「…相羽ちゃんドアに語っても何もでてこないよ」
見ていたフィッシングというタイトルの雑誌を下ろし
ちゃぶ台の方にいき台の上に置かれた赤いオチャとかかれたのを手に取る…
…これ飲み物なのかな？…
オチャって書いてあるから大丈夫だよね
「相羽ちゃん」
相「ん?」
「これ飲んでみる?」
そう渡す
相「あっ！和がもらったやつねこれね…気になってたんだよ」
「そうなの？」
相「うん♪味見してみよう」
そう蓋を開け飲む相羽ちゃん
相「んｯ………」
「どう?」
相「ぱっ!!うめぇ…何これめちゃくちゃ美味しい！！」
「ほんと?」
テンション上がるほど?
相「飲んでみてよ！」
間接キッスなんて気にしない…
ひとまず飲んでみる…
「んｯ…」
しかし…
「ｺﾞﾌ！！!…！」
相「大丈夫?！おおちゃん?これハンカチ」
渡されたハンカチで吹き出してしまったオチャを拭く
相「ひかかっちゃたの?笑」
いや違う…
この味は…
この生臭い味は…
「…ごめんおいら苦手だわ」
そう相羽ちゃんに返す…
相「ぇ?美味しいのに♪」
これも“その事”が関係しているのか
どう考えてもこの赤いオチャ血の味だった…
君は本当にかわってしまったんだね…
吸血鬼に…
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作者名：赤龍 | 作成日時：2016年6月28日 0時
