ロクジュウ ページ20
哲side
松元に全てを話す
相羽ちゃんのこと…
この洋館のこと…
松「えｯ そんな事が…」
「うん…」
松「何で起こしてくれなかったんだよ！…」
「…ごめん松元ぐっすりだったから…」
相「えっそこまで聞いてないよ…」
相羽ちゃんは話の途中寝てたからね
松「……俺はなりたくねぇよ…もうあんな思いは嫌なんだ…」
しょうくんの血を吸った事が松元にとってはとても胸に大きな傷になったのだろう
相「……」
相羽ちゃんは何か考えるよう黙りしている
……はやく和たちかえって来ないかな…
松「将さんたちは？和は大丈夫なの？」
哲「うん…今風呂に行ってるよ」
松「……俺も行ってくるわ」
そう立ち上がる松元に
しがみつく
松「え？何」
哲「おいらも入りたい……」
必死に懇願した
が…
松「ダメ…相羽さん見ててよ」
これで2度目…
相「あっ♪おおちゃん僕といるの嫌なの？」
背中に抱きつかれ身動きが取れない
勘弁してよ相羽ちゃん笑…
「いやおいらまだ風呂入ってないから」
松「あっそうだ部屋にシャワー室ついてるよ」
温泉にはいりたいのだが…
松「じゃあ行ってくるね」
そんな僕の心情を知らずに松元は出ていく
相羽ちゃんと二人っきり…
相「おおちゃん…」
「…ん？」
相「僕って今化け物なんだよね…」
切なげに響く…
でも僕は
哲「相羽ちゃんは相羽ちゃんだよ…僕らの大好きな…化け物なんかじゃないよ…」
そういったら
また飛びっきり後ろからの抱き締めが強くなった
相「おおちゃん…ありがとう…」
「ふふ…苦しいよ相羽ちゃん笑」
相「もうちょっとこういさせてよ♪…」
相羽ちゃんいろいろ悩んでいるんだろ
他の皆も…
僕がうごなきゃ…
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作者名：赤龍 | 作成日時：2016年6月28日 0時
