ゴジュウキュウ ページ19
松元side
なんか…
重い？…
もしかして金縛りとか…
？「松元ちゃん!!朝だよぉ♪♪」
うん…そうだあの人の声が聞こえる筈ねぇもん
よっぽど俺つかれてんだ…
？「おきて♪起きて♪」
……しっかしリアルだな声もそっくり
「ん…」
一瞬目を開ける
？「あっ♪お目めぱっちりおはよーさ〜ん♪」
そしてまた閉じる
はは笑幻が見えたわ…
？「起きないとおそっちゃうぞ♪」
まさか金縛りであいつの霊が自分にのっかているとは…
再び目を開ける…
？「松元ちゃ！ぶべしｯ!!!!!」
そいつがベッドから飛ばされていく
いや正確にいえば俺が反射的に飛ばした
だってこんなのありえねぇじゃん
頭がおかしくなりそうだよ…
ベッドからおり畳の間に逃げ込むように向かう
そこには雑誌かなんかを見ているリーダーの背中しかいなかった
「リーダぁー!!!!!」
哲「あっ…おはよマイハニー…」
そうのんびりと振り向く彼
「ゆ、…ゆ幽霊がいるんだよ！！！」
リーダーの肩をぎゅっと掴むと揺さぶる
哲「幽霊？ほんと？どこどこ！！」
そうベッドの方に連れていく…
俺が一緒に飛ばした掛け布団にくるまって
それはもぞもぞしていた…
「なんか成仏させる方法ねぇの？」
哲「…相羽ちゃんおはよ」
えっおはよう？
相「んぐっ酷いよ！！松元」
そこにはいるはずもないあの人…
あの鏡の中に消えていったんだぞ…
この目にちゃんとやきついてる
どうなってんだよ
「リーダー…」
哲「……話は長くなる……」
うんと俺は静かにうなづいた
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作者名：赤龍 | 作成日時：2016年6月28日 0時
