ゴジュウニ ページ12
哲side
相羽ちゃんが帰ってくるなんて信じられない話だ
鏡にのみ込まれたのをこの目でみた
「沙羅さんっていったね…君は何者なの？」
沙「……まぁ立ち話もなんですし…一回座りましょう」
畳の間に皆腰を下ろす
相「…………」
将「相羽ちゃん？」
沙「相羽様には言ったので」
何故か相羽ちゃんが震えていた
沙「わたしはここの館の秘密を知っています…貴方達も見たでしょうけどここには吸血鬼がいるんです」
相「えっ…しょうちゃん達も見たの？」
あのトイレであったこと
赤い目のサラリーマン…
将「うん…」
哲「何でそんなことを知ってるの？」
沙「……お婆様から聞いた話です実は昔…ここに二人のカップルが住まれていたんです」
将「カップル？」
沙「はい…しかしそれは吸血鬼と人間の禁断の恋、…けして人間には知られちゃいけない者でした…」
本当にこれが実話なのか耳を疑う話だった
沙「しかし…幸せだった暮らしがある１つの鉄砲とともに崩れさってしまいます」
「まさか…」
沙羅「はい見つかってしまったのです…軍隊が一気に攻めこんでき…その吸血鬼と人間の女性は一人ずつ…」
将「……そうなんだ」
沙「ここにはその憎しみを捨てきれず現世に蘇ったその吸血鬼の怨霊がいるんです」
「なんのために？」
沙羅「吸血鬼の軍をつくりこの人間界にフクシュウをするために…」
全て繋がった瞬間だった
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作者名：赤龍 | 作成日時：2016年6月28日 0時
