俺の良きライバル。Part2

Episode64 貴方side ページ17

ﾌﾟﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙ…

『はい。絹張です。』

ものすごく久しぶりにプライベート用の携帯から電話が来る。電話の先は、大学の頃に仲の良かったバスケ部の仲間だった。

『久しぶりだね〜。あ、なに？同窓会か何か？』

私がそう聞くと、電話先の相手はそうだと答える。
大学の頃の私はバスケを頑張りつつも、夏休みとか冬休みのときは絶対にハワイへ行き、慶の様子を、家族や慶の友人たちの誰よりも近くで見ていた。

『それで店はどこにするの？』

友人「んー、そうだな…。あ、大学のときに使ってたあのお店が良いんじゃねえかな…って俺は思うんだけど、Aはどう思う？」

『いいね！あそこだったら旬(ｼｭﾝ)の力で貸しきれそうだね笑』

友人「おま！お前な〜、俺がバイトしてたからだろ、それ！！」

『そうに決まってるじゃーん？じゃあ、お店の手配よろしくー！』

ということで、フッ軽なAさんはこれから同窓会に行きます。慶にも連絡しておかなきゃだ…。

Aけいー!

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既読つかない…。送っておくだけ送っておこうかな。

A今夜は同窓会への参加のため、家に行っても私はいません。そして、次の日は休みをもらってます。

AAがスタンプを送信しました

よし。とりあえずこれでOK！
さあ、何着て行こうかな…。悩むけど結局は黒で落ち着く私だった。

Episode65 兄クロードside→←〜作者より〜

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