. TH ページ10
TH「へぇー」
「だからユンギオッパってかっこいいんだよね」
TH「ふうーん」
「って、ふたりとも聞いてる？」
Aがユンギ先輩のことを、オッパと呼ぶようになって1ヶ月
おれたちが集まる頻度は極端に減った
そう、
Aがユンギ先輩と付き合うようになったから。
もともと集合をかけるのはおれかAのどっちかだったから
単純にその機会がにぶんのいちに減るだけじゃなく
おれもなんとなく誘いづらくなってしまって、自然と
Aの首元にキラキラ光るユンギ先輩との揃いのネックレスを見つけた時は
わけもわからずため息が出た
ジミナも、そんなおれの雰囲気を察してか、
それともAの恋愛話についていけないからなのか黙ることが多くて
さんにんでいることがだんだん苦痛になっていった
だけど、
どうすることもできない
だっておれらは、最初からただのともだちだったし
集まりたいときに集まって、話したいことを話せばいい
別に会わなきゃいけない理由も、約束もない。
TH「おれ、帰るわ」
ちょっと怒ったような顔をするA
驚いたようにおれを見るジミナ
まだ飲み切ってない炭酸の抜けたコーラを置いてひとりで店を出た
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ray(プロフ) - ぽんずさん» ありがとうございます！楽しんでくださる方がいて嬉しい限りです^ ^ (2020年9月12日 14時) (
レス) id: 6deec65d7c (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 言葉選びが素敵で、ストーリーも楽しみにしてます！ (2020年9月12日 2時) (レス) id: bbaf3f1256 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ray | 作成日時：2020年8月15日 20時
