. TH ページ40
卒業式前日、午後3時
通い慣れたカフェ、いつもの席
その日も雨だった
初めて会った日ほどひどいものではなかったけど
おれから誘った
ちゃんと�犧埜絖瓩鮑遒譴襪茲Δ法�
時間ぴったりに現れた彼女は、少し雨に濡れてた
「卒業なんて、なんか実感沸かないよね」
TH「うん」
なんとなく気まずかった
ユンギ先輩がデビューしてから、キスをしなかった
おれが弱いから、Aの気持ちを優先したいなんていう、くそださい理由で逃げたから
彼女が、重たい雰囲気に困ったように、窓の方を見た
その横顔
好きだったなぁって
晴れ間が見えてきた空、窓から差した光が彼女を照らして、ああ。とおもう
化粧、してねんだ、今日
悔しいとか、悲しいとか、色んな感情が混ざり合って
でも
相変わらずおれのこころは
�犢イ��瓩辰討いΥ蕎陲任い辰僂い�
心底自分に呆れた
「ジミナが、この前ね」
TH「A、」
ふつーに話してたとこを遮った
ん？って顔するA
TH「おれたちって…ともだちだよね？」
彼女の表情が曇った
困ったような、苦しさを押し殺すような
でも、いちみりの安心を含んだその表情に
悟った。
気持ちがすっと落ち着いた
TH「なーんかさあ、こう、恋人！って感じじゃないじゃん？おれらって」
彼女はほんのすこし表情を和らげた、なにも言わなかった
TH「だから、もどろ。ともだちに」
「…うん」
言いたくなかった
聞きたくなかった
Aはこの言葉を期待してた？
おれとのどんな未来を望んでた？
ほんとに聞きたいこと、言いたいことはぜーんぶこころのなか
目の前のココアに手を伸ばして
熱が逃げてぬるくなったそれに、彼女を重ねて笑えた
「明日、さんにんで遊ぼうね」
カフェからAん家に送る途中、できるだけふつーを装って
おれから彼女を手放したっていう�狎瀋雖瓩�、お互いの気持ちを落ち着かせるから
久しぶりの�爐箸發世銑瓩箸靴討量鸞�
TH「ん、奢ってやるよ、最後だし」
「やった！さっすがキムテヒョン」
って言って肩を叩く
この前まで少し触れただけで照れてたじゃんか、なんてさ
「ばいばい」
そう言われれば当たり前のように彼女を引き寄せそうになる
正直、してもいいか。とも思った
でもやめた
触れてしまえば、その気持ちを引きずってしまいそうだったから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 309人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ray(プロフ) - ぽんずさん» ありがとうございます！楽しんでくださる方がいて嬉しい限りです^ ^ (2020年9月12日 14時) (
レス) id: 6deec65d7c (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 言葉選びが素敵で、ストーリーも楽しみにしてます！ (2020年9月12日 2時) (レス) id: bbaf3f1256 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ray | 作成日時：2020年8月15日 20時
