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��A、愛してる��
夢を見た、オッパの
それはそれは、朝からとてつもない喪失感を覚える最悪な夢
久しぶりに、起きるのが嫌だった
また、あの頃に引き戻された気がして。
休もうかな、
外の刺すような冷たい空気を想像するだけで気が滅入った
あったかい布団に戻る
だけど
いつだってわたしに何かあれば一番に心配してくれるジミナが
ちょっと当たりは強かったりするけど、気にかけてくれるテヒョンアが
頭に浮かんだ
のそのそと、ベットから出た
制服のシャツに腕を通して、思い出した
昨日のこと。
「ねーテヒョンア、なんで急に女の子と遊ぶのやめたの？」
TH「すきな人ができたから、」
JM「好きな人？テヒョンアが？」
放課後
誰もいなくなった教室に、さんにん
外に出るのも億劫になるくらい寒い日だったから
暖房の効いた部屋で、ぬくぬくと話し込んでた時に飛び込んできた初めて聞く話
スキナヒト？と頭の中で何度繰り返したことか
なんとなく気分が沈んだ、ほんの少しだけね
そんな昨日を振り返りながら、だらだら朝ご飯を食べてたら、急ぎなさい。とオンマに怒られた
しっかりマフラーを巻いて、外に出る
「うっきゃあ、さむいっ」
露出してるのなんて顔だけなのに、すぐさま冷気に包み込まれる
「なにが、うっきゃあ。だよ、かわい子ぶってんなよな、似合わねー」
は？なによ、朝から背後に毒づく男
今日はとことんついてない
TH「はよ、」
鋭い目線で振り返れば、そこにはテヒョンがいた
「は？え？」
色々と疑問符
おはよ、は理解できるとして、何故ここへ？
まさか。一緒に登校したことなんてないよ
さんにんでも
TH「おまえ、昨日さむいさむいうるさかったし、今日休むんじゃねーかなと思って！」
最後の勢いが強かったのは謎だけど
テヒョンは手をポケットに突っ込みながらそう言った
「なによお、そんなこと言って一緒に登校したかったんじゃないの？」
茶化した、いつもどーりに。
TH「だったら、なに」
「えっ？」
彼と目があった
一瞬、寒さなんて忘れた
TH「ばーか、んなわけねーだろ」
ほんの数秒
気づいたときには、テヒョンは3歩先を歩いてた
錯覚してしまいそうになったのは
テヒョンの目にわたしがちゃんと映っていたからなのか
それとも
彼に対する感情が変わってしまったからなのか
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ray(プロフ) - ぽんずさん» ありがとうございます！楽しんでくださる方がいて嬉しい限りです^ ^ (2020年9月12日 14時) (
レス) id: 6deec65d7c (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 言葉選びが素敵で、ストーリーも楽しみにしてます！ (2020年9月12日 2時) (レス) id: bbaf3f1256 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ray | 作成日時：2020年8月15日 20時
