. JM ページ24
《Aのことよろしく頼む》
《勝手な真似してごめん。》
Aの家に着く10分前
彼女の弟、ジョングクくんと会う10分前
2件の通知
一度や二度しか見たことのない
足が止まった
そういうことか。と
きっとユンギヒョンは辛い選択をしたんだ、と
そして不器用なヒョンはAに本当のことを告げずに守ったんだ、と
TH「たしか、この辺だった気がすんだけどー」
立ち止まったぼくを置いてずんずん前を歩くテヒョンに、少しだけ感謝した
テヒョンは何も知らない方がいい
だって、きっと腹を立てる
��Aのこと泣かせてんじゃねーよ��
って、そう言うでしょ？
だけど、その後と言ったら、なんとも普通だった
Aは次の日も学校を休んだけれど
その次の日からは、顔も声も、話し方も前のままだった
心配しすぎたかな、と思うくらいには
テヒョンもあえてなのか、何も詮索しなかったし
Aも何事もなかったように、ぼくたちに接した
驚くほど変わらない日常が戻ってきた
もしかしてAも何か察してる？
それともユンギヒョンへの気持ちはその程度だった？
聞きたいことは山ほどあったけど触れなかった
というか触れられなかった
言われたわけじゃないよ
ただどこか�牴燭睚垢�ないで�瓩箸いΧ�気を感じただけで
そんな彼女と、テヒョンと、さんにんで過ごす3回目の秋
肌寒くなり始めた
ほんの少し丈が短くなったブレザーに手を通して
もう制服を着るのもほんの何ヶ月なのか、と思う。
何がってわけじゃないけど、なんか寂しくて
誰といても、何をしていても
ひとり取り残されたような虚無感
あの時期のぼくは何故か、そんなことをよく考えてた
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ray(プロフ) - ぽんずさん» ありがとうございます！楽しんでくださる方がいて嬉しい限りです^ ^ (2020年9月12日 14時) (
レス) id: 6deec65d7c (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 言葉選びが素敵で、ストーリーも楽しみにしてます！ (2020年9月12日 2時) (レス) id: bbaf3f1256 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ray | 作成日時：2020年8月15日 20時
