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「…ヌナ？ともだち来てたよ」
ジョングクのいつもより小さめの声
泣きはらしたまぶたが重くて
一日中横になってた身体を動かすのは辛かった
昨日、ソウルから帰ってきたあと
甘い甘いオッパとの時間の余韻に浸って、
だけどオッパに送ったカトクに既読の表示がされることはなくて
その時点で、ちょっとおかしいな、とは思ったけど
まあ疲れてるのか、お仕事あるのかな。くらいに思ってた
3:35
《ごめん、別れよう》
朝起きて、その表示を見た瞬間
なにかで殴られたように頭が真っ白になって
呼吸の仕方がよくわからなくなるような
衝撃、ショック、焦り、疑問。
震える手で
《どういうこと？》
と送って、すぐ読まれたことに少しだけ安心して
冗談だよ、とか
ごめん、間違えた、って
言って、お願いだから。
�猖楜い犬磴覆�ったってこと��
�爐瓦瓩鵑福∈�までありがとう��
不自然に5分くらい空いた後
その言葉が飛び込んできた
《わかんないよ》
《なんで？》
涙で視界がぼやけるのを何度も拭いながら文字を打ったけど
それからオッパがそのメッセージを読むことはなかった。
突然の恋の終わりに
ただ呆然として
本気じゃなかったって…
じゃあわたしたちは始まってもなかったってこと？
わかんないよ
ねえオッパ、ちゃんと説明してよ
わたしたち、そんな簡単な関係だった？
初めて話した日
かっこいいと思ったあの横顔
夏の暑い日
俺の彼女になって。って照れながら告白してくれたこと
いつもクールなのに、ちょっとしたことで見せてくれるくしゃっとした笑顔
少ない言葉にちゃんと込められた愛が
彼と分け合った体温が
今もここにあるように頭を過ぎる
泣き続けて
オッパの言葉の意味を、今までのことを考えて
気づいたら学校が終わる時間だった
オッパからの連絡があるかもしれないと、ずっとそばに置いてた携帯には
テヒョンとジミンから連絡が来てて
…だけど
この状況をどう説明すればいいのかわからなくて
話したら泣いてしまうのも目に見えてたから
ジョングクの声で、ふたりが家まで来てくれたことを悟ったけど
こんなボロボロの顔じゃ会えるわけなかった
《ごめん》
さんにんのグループにただそれだけ送って、また布団に潜り込んだ
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ray(プロフ) - ぽんずさん» ありがとうございます！楽しんでくださる方がいて嬉しい限りです^ ^ (2020年9月12日 14時) (
レス) id: 6deec65d7c (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 言葉選びが素敵で、ストーリーも楽しみにしてます！ (2020年9月12日 2時) (レス) id: bbaf3f1256 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ray | 作成日時：2020年8月15日 20時
