chapter4 ページ11
高校2年生の冬
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12月23日
ユンギオッパとテヒョンの彼女へのプレゼントを買いに行くっていう名目で約半年ぶりに集まった
わたしは、寒がりなユンギオッパにマフラーを、テヒョンは自分とお揃いの香水を買って
久しぶりにさんにんでファミレスに入る
最近どうなの。とわたしが聞けば
いつもどーりって言うテヒョンと、まあふつーだよって笑うジミン
半年ぶりに会うふたりはなんか大人に見えた。
テヒョンの明るかった髪は、落ち着いた茶色になってほろ苦いビターチョコレートみたい、とそうおもったし
ジミンが店に入って黒いロングコートを脱ぐシーンは思わずじっと見つめてしまった
TH「あしたジミナに彼女できたらどーする？」
JM「ないよ」
「えーなんか寂しいな」
JM「だから、ないってば」
なんとなくふたりと会わなくなって、溝ができてしまってると思ってたわたしは
全く変わらないリズムに拍子抜けした
テヒョンが今の彼女の自慢をして
それ昨日も聞いたって呆れるジミンに
久しぶりのこのゆるいノリに嬉しくなって、笑みが溢れる
TH「で、おまえは？ユンギ先輩とはどう？」
テヒョンが、珍しく遠慮がちにわたしに聞いて
ジミンも緊張したように、目の前のコーヒーに手を伸ばす
「どうって、仲良くやってるよ？」
付き合って半年
特になんの問題もなく付き合ってた
�爐△里海鉢瓩鮟�けば
JM「なんか悩んでる？」
わたしの表情を伺うように、首を傾げるジミン
彼はやっぱりすごいとおもった
どうして半年間まともに顔も合わせてない人の心情が読めるのだろうか
男のともだちにそういう相談をするのは気がひけた
しかも相手はテヒョンとジミン
だけど、目前まで迫った�爐△靴伸瓩望任蠅魎兇犬困砲呂い蕕譴覆�ったの
「あした、初めてオッパの家に行く」
そう言った瞬間
テヒョンが目線だけ上げて、伸びた前髪の隙間からわたしをみる
TH「まだ、してねえの？」
驚きの色が濃い表情で、彼はそう聞いた
半年間、家に行く機会はいくらでもあった
だけど、付き合う前、家に誘われたのを断ったわたしの気持ちを察してか
ユンギオッパはいつもデートの約束は外を選んだ
JM「大事にされてるんだね」
ジミンがわたしの目を見ずに小さな声でそう言った。
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ray(プロフ) - ぽんずさん» ありがとうございます！楽しんでくださる方がいて嬉しい限りです^ ^ (2020年9月12日 14時) (
レス) id: 6deec65d7c (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 言葉選びが素敵で、ストーリーも楽しみにしてます！ (2020年9月12日 2時) (レス) id: bbaf3f1256 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ray | 作成日時：2020年8月15日 20時
