柱は私の虜

正体 ページ11

Aside

『んーーー』ｸﾞｸﾞｸﾞ

わっ、ダメだ〜。全然あかないし。

それに開けようとすると隙間から土が落ちてくる。

『もーーどうしたらいいの』

誰か早く助けに来てよ〜･･･。それになんだか空気が薄くなってる気がするし寒くなってきた･･･。

そう、ここは山の中で空気も薄く気温も低め。温めるものがないのは結構辛い。

『はぁ。でも、慌てるのも良くないし落ち着いて気長に待と！』

そう言って軽く目を瞑った。

地面の中に居て死ぬかもしれないのになんでこんなに落ち着いてるか気になる？

それはね＿＿＿

他の柱の人達はまだ分からないけど不死川さんと無一郎だけは何があっても必ず守るって約束してくれたの！何があってもどれだけ忙しくても必ず助けるって。

だから他の人が気づかなくても不死川さんと無一郎なら必ず気づいてくれる。私は2人を心の底から信用しているし不死川さんと無一郎も私を信用している。

この絆はそこらの人が壊せるような簡単な絆じゃない。

私達皆家族が居ない。まぁ不死川さんには玄弥くんがいるけど。それでも私は2人の事を家族のように思っている。

まぁ家族って思ってるのは私だけだと思うけどね。
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かなside

鬼「かな様、鬼狩りがこちらに向かって来ております」

かな「そう･･･やっぱりAを助けるために来たのね」

この鬼の名前は「朱華(しゅか)」。私の手下みたいなもん。

ふふっ。それよりさ、なにか気づいたでしょ？

･




･




･
そう、私の本当の正体は鬼なの！

びっくりした？

私は300年前に無惨様に鬼にしてもらったの。それから人を食ってくって食いまくって無惨様の1番のお気に入りになっちゃった☆

私は超優秀な鬼。人間に変装してたけど誰一人として私に気づく事はなかった。

無惨様も驚いてたくらい。

それでね私が鬼殺隊に入った理由は産屋敷邸を襲撃するため。

今までどの鬼も見つけられなかったけど無惨様は私ならやれると仰った。私はその言葉を信じ、人間になりすまして鬼殺隊に侵入した。

そして見事に大成功。

本当はこれで終わるつもりだったんだけど私は不死川さんを本気で好きになってしまった。

鬼なのにね。

それで不死川さんと一緒に無限城へ帰りたい。不死川さんも鬼にして2人で一緒に暮らしたい。

だけどAがいる限りその願いは叶わない。だから不死川さんを奪うにはAを殺すしかないの。

7対7→←合流(2)

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