柱は私の虜

刻まれる隊士 ページ23

Aside

どこの誰だか分からないけどその鬼には近づかない方がいい。

すごい力を感じるから。

『っ、ダメ！！』

私はそう叫んだが男の子はやっぱり聞かなかった。

？「鬼にしては弱くね？」

そしてさらに鬼(かな)を怒らせる隊士。

鬼「お前ムカつくな」

かな「Aは殺さないように。あの男は殺しちゃっていいよ」

鬼「わかりました」

そう言って鬼は男の子に飛びかかった。

私はまずいと思い男の子の方を見たが刀で鬼の攻撃を受けていた。

あれ？以外にこの子強い？

なら任せても大丈夫か。

そう思いかなさんに近寄った。

『かなさん、さっき言ってた私は殺さないようにってどういうことですか？』

かな「貴方には苦しく死んで貰いたいから」

は･･･？なんでそんな酷いことを･･･

『最低･･･』ﾎﾞｿｯ

低い声でそうつぶやくとかなさんは私の胸元を掴みあげた。

『ｳｯ･･･』

かな「最低だって？最低なのはどっちよ。貴方が不死川さんを好きになるのがいけないのよ」

かな「それに不死川さんは貴方の事を好いたりはしないと思うよ。何故なら不死川さんは私が貰うから」

かなさんはそういって私の胸元を離してくれた。

『ゴホッゴホッ』ﾊｧﾊｧ

く、苦しかったぁ･･･。それより不死川さんが私のことを好いたりはしない？そんな事言われなくてもわかってる。

でも不死川さんは彼女を好いたりはしない。これだけは言いきれる。それに好きじゃなくても不死川さんは私の事を大切にしてくれてる。

ずーっと前から。私は無一郎と不死川さんだけは裏切らないし裏切れない。

『確かに不死川さんは私の事を好きになったりはしないかもしれない。でも、不死川さんがあなたを好きになる事は絶対にない』

『私は不死川さんとずーっと一緒に過ごして来たからわかるの』

そう伝えるとかなさんはさらに怒り出した。

かな「それはどうかしらね！無理矢理でも不死川さんを奪ってやるわ！朱華、一旦ひくわよ！」

朱「わかりました」

そう言ってかなさんと朱華という鬼は消えていった。

あ、そういえば朱華と戦ってた男の子！！大丈夫かな？

そう思い朱華と戦ってたところに行くと男の子の姿はなかった。

そして下を見ると人がサイコロのようにバラバラになっていた。

まさかこのサイコロのようになってるのってさっきの男の子？

めっちゃくちゃ刻まれて･･･


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この子の仇は必ずとらないと。そう決意した。

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