柱は私の虜

やっと ページ15

不死川side

俺達はずっと探し続けていたAをやっと見つける事が出来た。ずっと探し続けていたと言っても半日という少しの時間。

そんな短い時間なのに1ヶ月ぶりに会ったような感じがする。

不「A、おい！しっかりしろォ」

『･･････』

Aに声をかけても目を覚まさない。それよりもAの状態が酷すぎる。

体や顔は土で汚れていてAの綺麗な薄ピンク色の羽織も泥だらけ。

俺は自分でもここまで怒ったのは初めてだった。よくもAをこんな目に･･･ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

全員「(不死川(さん)の方から凄い殺気が･･･)」

不「A！さっさと目ぇ覚ませやァ･･･」

時「A〜･･･。起きてよ。僕達はまだやらなきゃいけない事があるんだよ？」

甘「Aちゃんお願いだから目、覚ましてよぉ」

胡「(なるほど。これは睡眠薬ですね)皆さん、Aさんは睡眠薬を飲まされてます」

宇「睡眠薬！？それはおもしれぇな」ﾊﾊﾊ

宇「･･･あ、す、すまん」

全員「･･･」ｺﾌﾞｼ

この後宇髄さんがどうなったかおまかせ致します(_ _)

『ふっ･･･』ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

宇髄以外「･･･ん？」

こいつ起きてるじゃねぇか。

不「A、今すぐ目を開けねぇと刀でぶった斬るぞォ」

『は、はーい！それともっと優しい言い方にしてください怖いです』ﾊﾟﾁｯ

時「A、いつから起きてたの？」

『んー箱を開けてくれた時から。まぁつまりは最初から。このまま皆私をどうするのかなと思って気を失ってるふりをしてたんだけど宇髄さんには気づかれてたみたい』

煉「それはどういう事だ！」

『宇髄さんって元忍でしょ？だから私が気を失ったふりをしてるのに気づいてたと思う。そうだよね？宇髄さん』

宇「」ﾁｰﾝ

『ふっ、ふふ、そういえば宇髄さん睡眠薬の話の時笑ってたもんね。ボコボコにされてる』ｸｽｸｽ

炭「Aさん、もしほんとにAさんが気を失ってたら･･･宇髄さんは･･･」

『本気で心配してくれてたと思う』

なるほどなァ。さっきボコしちまったが宇髄はAが起きてる事を知ってたから笑ってたのか。

それよりもAが無事で本当によかった。

不「ったく心配かけさせやがって」

『すいません･･･でも私、不死川さんと無一郎、皆なら必ず探しに来てくれるってわかってたから怖くなかったよ』ﾎﾟﾛｯ

時「(思いっきり泣いてるし)はいはい、」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

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