A gray prince ページ6
＊
朝。
Aは深い眠りについていた。というのも、昨夜は星を見るのに最適な夜だったからである。星に見惚れていたら、朝日が昇ってくるのを見てしまったのだ。泣いた。
「……、…A！！！」
『ゔん』
瀬「ゔん、じゃねえ！！遅刻すんぞ！」
『瀬呂……え、ああ……う〜ん……』
瀬「……」
『……ぁああああ…』
瀬「遅いわ！！！」
「瀬呂くん、いつもAをありがとう」
瀬「あ、いえ！」
柔らかく微笑んだお師匠を横目に、鰹出汁の味噌汁を口いっぱいに含んだ。こうして、華のJK生活１日目が始まった。慌ただしい？３年前もこうだった。
『お師匠、行ってきます！……その、ごめんなさい』
「はい、気をつけて」
瀬「おう……おい、髪の毛…」
『ん？あ、』
瀬「櫛は？」
『はい』
瀬「絶対わかってただろこの野郎…！」
『野郎じゃないのだわ』
と至極当然のことを真顔で言い放つ。ハァー？と若干キレ顔で返された事に腹が立つ。彼女は喧嘩を買わないスタイルである。つまりスルーだ。
瀬「こら、こら無視すんなよ」
『……』
瀬「おーいAちゃーん聞こえてるぅ？」
『……』
瀬「野菜ジュース奢らすぞ」
『ごめんね瀬呂、嫌いじゃないわ』
瀬「好きでもないんだろ！！…はい、終わった」
『ありがとう！』
どうせ俺はしょうゆ顔だ、地味だ！！と嘆く瀬呂を『好きだよ、私たち幼馴染ってやつじゃない！アレよ、アレ』と慰めてやる。
「どれだよ」と言った瀬呂の言葉はガン無視である。アレって言ったら伝われよ、親友だろ？(理不尽)
瀬「ねみい」
『そうね』
瀬「野菜ジュース奢って♡」
『口にブートジョロキアねじ込んで欲しい？』
瀬「ごめん」
『よろしい』
人気のない道を曲がる。
気をつけていなかった訳ではなかったが、彼女は不意に横から出てきた彼に思い切りぶつかってしまう。
『あぅ…ごめんなさ、』
死「はぁ…？」
あ、とお互いを凝視する。どこかで、逢いましたか？そう聞こうと、口を開く。
瀬「ったく、何してんだよ！本当スミマセンでした！いくぞー」
『あ、ごめんなさい』
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冬谷(プロフ) - siriusuさん» こんばんわ！金烏ちゃんの口調について、皆様より度々ご指摘いただいておりましたので、説明させていただきました！よろしければシリーズ４作目、一番したのHOW SHE WAS MADE？をご覧ください♪ (2021年8月19日 23時) (
レス) id: a6a69d3325 (このIDを非表示/違反報告)
siriusu(プロフ) - 〜のだわじゃなくても〜だわ〜ですわでも話の流れで違いがわかると思いますよ！ (2021年8月19日 19時) (レス) id: 13d54f4ebe (このIDを非表示/違反報告)
冬谷(プロフ) - ？さん» こんにちわ！回りのキャラと差が出るようにわざと口癖に特徴をつけています。 (2021年3月24日 8時) (レス) id: a6a69d3325 (このIDを非表示/違反報告)
？ - なんて語尾にだわっ付けてるんですか？違和感が、、、 (2021年3月24日 4時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
みゃーお(プロフ) - 地味とか言ったら失礼なんだけど地味な瀬呂君好きだから、幼馴染ポジ最高です。とってもおもしろかった！！更新頑張って下さいヽ(*´＾｀)ﾉ (2019年1月4日 8時) (レス) id: c931ecd4cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬谷 | 作成日時：2019年1月2日 23時
