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＊
麗「や〜っぱり勝たれへんかった！やっぱAはすごいなぁ…」
『…ンーン、お茶子の思惑通りに最後まで動いてたのだわ。だからあなたの完敗なんかじゃないし、ぼろ負けでもないわ』
包帯を巻いてあげながらそういうと、シン、と保健室が静まり返った。下を向いたお茶子は泣いていて、悔しいと何度も零す。それでも全く敵わなかった、と笑いながら泣いている彼女は、今世界で一番綺麗だろう。
麗「お金が、欲しくてね！ヒーローになろうとしたんよ、ごめんね、不純よね、ほんと」
『いいじゃない！素敵よ、うんと素敵。きっとこんな良い子を授かった母君と父君は幸せなのだわ！』
麗「ゔぅ〜〜…っ！」
『……あなたにはうんと、泣ける時間があるじゃない。いいのよ、沢山お泣きなさい！きっと、その涙はあなたの光になるのだわ』
麗「ぅえ"えぇ〜…」
『アホなのだわ、思いつめすぎよ』
思い切りキツく抱きしめて聞いてやる。自分の背中に回った手は震えていた。
＊
『ただいまーっ』
耳「お帰りA！あんた凄かったよーー！！」
瀬「だろ？やっぱ俺の幼馴染やべえだろ？」
上「瀬呂のことじゃなくね？」
瀬「俺何もキコエナーイ」
上「あっずりィ！個性で耳塞ぐのずるい！」
茶番を繰り広げる彼らに、響香は冷たい視線を送る。あ、あれは…！ゴミを見る目だ！！！シ、シヴィ〜と、かの人のモノマネをする。お前まだ忘れてねえだろうなコラ。
騒がしいな、なんて思ってステージの方に目を向ける。緑谷くんの指やばい、真紫。あれ多分なっちゃいけない色。やばい色だ。()
緑「君のッ！力じゃないか！！」
緑谷くんの怒号が響く。ハッとした顔つきになった轟くんは、左側の炎を使った。仲間じゃんよ！
しかし緑谷出久、彼の言葉にはどこか重みがある。他人の心に土足で踏み込んでくるくせに、いつの間にか妙に納得していて。すごいなぁ、あれこそ人の上に立つ人の言動かあ〜…と思った。
…
……
勝者は轟くん。
極限まで冷やされた空気がいきなり温められて膨張し、凄まじい旋風になって緑谷くんを襲った。立ち止まる術を持ち得なかった彼は、そのまま飛ばされて場外に。
『じ、じゃあ私次の対戦者、轟くん…？』
瀬「よォ〜し、俺の仇とってきな！」
『巻き込まないで欲しいのだわ？！』
耳「頑張れ！ウチ、ずっと応援してるからさ！」
上「Aーっ！やったれ！！」
切「金烏と轟か…やべえな！頑張れ！」
『…うん！いってきます！！』
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冬谷(プロフ) - siriusuさん» こんばんわ！金烏ちゃんの口調について、皆様より度々ご指摘いただいておりましたので、説明させていただきました！よろしければシリーズ４作目、一番したのHOW SHE WAS MADE？をご覧ください♪ (2021年8月19日 23時) (
レス) id: a6a69d3325 (このIDを非表示/違反報告)
siriusu(プロフ) - 〜のだわじゃなくても〜だわ〜ですわでも話の流れで違いがわかると思いますよ！ (2021年8月19日 19時) (レス) id: 13d54f4ebe (このIDを非表示/違反報告)
冬谷(プロフ) - ？さん» こんにちわ！回りのキャラと差が出るようにわざと口癖に特徴をつけています。 (2021年3月24日 8時) (レス) id: a6a69d3325 (このIDを非表示/違反報告)
？ - なんて語尾にだわっ付けてるんですか？違和感が、、、 (2021年3月24日 4時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
みゃーお(プロフ) - 地味とか言ったら失礼なんだけど地味な瀬呂君好きだから、幼馴染ポジ最高です。とってもおもしろかった！！更新頑張って下さいヽ(*´＾｀)ﾉ (2019年1月4日 8時) (レス) id: c931ecd4cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬谷 | 作成日時：2019年1月2日 23時
