【ヒロアカ】To my dearest. Ⅳ (ページ39)

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【extra edition 】scary story ページ39

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番外編また見つけました！
ちゃんと描いてて偉いなあ。これも卒業後ifの轟くんと金烏ちゃん共闘です。あんまり番外編多くなるようなら番外編専用のページ作ろうかなとも思ってます。考えます。

！！注意！！

ぬるいホラーです。３割くらいはネタ。

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轟「金烏」

『ええ、突入するわ、３…２………』

１のタイミングで、二人は古民家の扉をぶち破る。抜刀の体勢でさっと侵入し、周囲に危険がないことを確認して轟を呼ぶ。

エンデヴァーのサイドキックとして地方へ出張に来ているAと轟。二人はエンデヴァーから「検挙した指定暴力団の様子がどうもおかしい、原因を問うと皆口を揃えて潜伏先が奇妙だったのだ、と言う」と聞かされていた。その実態を調査するため、実力は折り紙つきの二人が派遣された。

『………それで？何したらいいのかしら、おばけとか祓ったことないんだけど………』

轟「できるところまでやるぞ」

『前向きね………私おばけとか無理なタイプ………もう帰りたい………怖い………』

轟「………ここ、本格的にヤバイ気がするな」

『え？今更？いや…………家鳴りとか半端じゃないし……入る前から………あれ？入る前からこんなに家鳴りしてたかしら？ていうか、玄関ってこんな薄暗かった？』

二人は意を決して振り替える。玄関扉は釘で乱雑に打たれ、外界との出入りを拒むかのように閉ざされていた。

今の隙に閉じられたのか？いや、だとしたら早すぎる。第一、釘が打たれる音なんて聞いていない。外からはザアザアと雨音が聞こえるのみである。ちなみに今日の天気予報は快晴だ。

『待って～～～～』

轟「俺たちどうやって入ってこれたんだ？」

『え？そこ？帰れる心配じゃなくて？も～～！やだ～～！天然怖いのだわ～～！！』

轟「進むか、適当な窓とかぶち破って出よう」

『賛成……絶対に離れないでね……』

互いに後ろと前を確認しながら進んでいく。轟が先頭、後ろはA。轟は静かに廊下を歩んでいく。なんの変哲もない、潜伏するなら絶好の屋敷だと思った。しかし違和感がある。この間まで人がすんでいたと思えないほど埃臭い。それから……人の気配が拭えない。生活感のそれではなく、いまここには二人以外にもう一人、何かがいる気配がするのだ。