【ヒロアカ】To my dearest. Ⅳ (ページ25)

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『ッン！！！！』

一気に距離を詰めて火(ｴﾙﾄﾞ)したけど避けられちゃった。上鳴と梅雨ちゃんと三人で同時に仕掛けたけどだめだったみたい。でもあのとき私を掴まなかったのは賢明ね。やっぱり分が悪いと悟ったのか、あの子は自陣に退却していく。

『皆大丈夫？！ごめんなさい……すぐ動けなかった』

梅「大丈夫よ………四人だけでも、のこったのは幸いね」

上「金烏～……………お前もうボロッボロじゃねえか～～～…………開始2分くらいなの分かってる？とばしすぎ………」

『う～ん…………まあ、背中が痛いくらい……かしら、平気よ』

三人で、心操くんの閉じ込められてる透明の箱をガコンガコン殴る。背中痛くてちゃんと力入らない………最悪すぎ！まだ開始五分だって。先手かまされてキツイな。

上「心操ごめんな、俺……」

心「大丈夫」

『痛…………私も思った通り動けそうにないのだわ……あ！でもできる限りのことはするし、絶対守るから任せてちょうだいね』

梅「それでもAちゃんに無理ばかりさせられないわ。いざ宍戸くんと正面からぶつかることになれば、今度はAちゃんだけが彼に対抗できる唯一だもの」

『まあ、うん……そうねえ…………それに塩崎さんも厄介でしょう？あと獅子のあの子の鼻、いやよねえ』

上「………あ～待って、いいこと思い付いたかも！」

三人で上鳴の言うことをふんふん聞く。囮作戦怖くない？勇敢だね私とは違って…………良い作戦だとおもうので聞くけど。居場所は上鳴のアイテムでわかってるらしい。

『ならこの棒貸してあげるわ、茨もこれでかき分けられるし、持つとこ変えれば電気も通るでしょう？万が一に使うといいのだわ』

上「え！いいの！じゃあ金烏何で戦うん？素手？」

『そうねえ』

上「素手の恨みは素手で……？」

とか言ってたら上鳴は茨に躓いてそのままつれていかれた。さすが。囮の意識が高いわね。

梅「さ、私たちも行きましょう。」

心「できる限りのことはする、だろ？」

『そうね、急ぎましょう！』