【ヒロアカ】To my dearest. Ⅳ (ページ23)

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Just！ページ23

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『よし！気合い入れていくわよ～～！！』

耳「やけにやる気だね！」

『そう？ふふん、なんか久しぶりに体動かすからテンション高いだけよ！』

耳「たしかに、最近素振りしてるとこ見てない気する～～」

『えへ…………それについてはノーコメント♡』

だんだんと冷えてきた風を切るように風上に立った。近くには梅雨ちゃん。寒くなってきたからねえ、とお茶子が腕を擦りながら笑う。個性が個性だもの、大変よね。

『ふふ、寒いときはいつでも隣に来てほしいのだわ、なるべくみんなの近くにいるように心がけるからね』

梅「ありがとう、頼りにしてるわ」

葉「いーなー！私も入れて！！」

『勿論よ！寒い人みんな近くに居たら？』

とか言ってたらみんな寄ってきた。Ａ組団子の完成ね。あ、Ｂ組だ。早速物間くんうるさくない？なんていうかすごい微妙なラインのマウントとってくる。みんな慣れてるのでそれとなくスルーしてて面白い。

消「黙れ」
物「ﾋｭｯｯ」

泡「物間ｧ！！」
『ウワー？！！』

しっかり反応してるのも私とか泡瀬くんくらいしか居なくて面白い。

ブ「今回、特別参加者がいます」

ブラド先生が前に歩み出る。トクベツ？まさかまさかのビッグ3の先輩方じゃないだろうね。雄英のトクベツはろくでもないってことくらいは知ってるんだぞ。(私調べ)

相「ヒーロー科編入を希望している……普通科C組、心操人操くんだ」

『(心操くん！ついに編入も本格的に視野にいれてきたのね……)』

しょうもない姿を見せるなだってさ、怒られてるよみんな！気引き締めてこ！

それにしても心操くん久しぶりじゃない？最後にあったのいつだっけ？捕縛布がずいぶん様になっている。彼はいったいどこまで強くなったかな？手合わせできる機会があればいいけど！

心「……心操人操です。……拳を交えたら友達とか、そんなこと掲げられるような気持のいい人間ではありません。俺はもう何十歩も出遅れてる」

まっすぐどこかを見つめて言う。

悪いけど必死です。だって！なんかもっと頑張らなきゃなあと思うね。見習いますそういうガッツ。根性。熱血上等よね！どんなに汗臭くても泥臭くても、そういう美しい部分はくすんだりしないもの！

みんなが疎らに拍手する。

『……な～んか既視感あるのだわ』

瀬「初期ロキじゃんな」

耳「あ～……」

上「わかる」

そして先生の持つボックスからくじを引いて、各自グループにわかれる。私は梅雨ちゃんと切島くんと上鳴とだ！どうやら心操くんもここに入るらしい。