姉御 ページ5
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「あんたらさ、さっき期末の演習試験不透明とか言ってたよね。入試ん時みたいな対ロボットの実践演習らしいよ」
「え！？ 本当！？ 何で知ってるの！！？」
拳藤の台詞に驚きを露にするミドリヤだけど、その視線は拳藤のやや下、恐らくはモノマ？に向けられている。
「バカなのかい拳藤、せっかくの情報アドバンテージを！！ ココこそ憎きＡ組を出し抜くチャンスだったんだ…」
「憎くはないっつーの」
「(Ｂ組の姉御的存在なんだな…)」
『(あの人はＡ組に何の因縁があるんだろ……)』
「んだよロボならラクチンだぜ！！」
やったあ、と喜んでみせる上鳴電気と芦戸三奈。
「おまえらは対人だと“個性”の調整大変そうだからな……」
「ああ！ ロボならぶっぱで楽勝だ！！」
「あとは勉強教えてもらって」
「これで林間合宿バッチリだ！！」
「人でもロボでもぶっとばすのは同じだろ。何がラクチンだアホが」
その空気に水を差すように、バクゴーがそう吐き捨てた。
「アホとは何だアホとは！！」
「うるせえな、調整なんか勝手に出来るもんだろアホだろ！」
『？』
「なぁ！？ デク！」
「！」
あー………。
前のミドリヤの動き……やっぱ気になってたのか。
「完膚なきまでに差ァつけて てめェぶち殺してやる！」
ミドリヤを指差して宣言するバクゴー。
『……………』
「轟ィ…！！ てめェもなァ！！」
ガン！！ と大きな音を立ててドアを開けると、バクゴーは教室を出ていく。
改めてドアでっかいな。
「…久々にガチなバクゴーだ」
「焦燥…？ あるいは憎悪……」
『(…………勿体ないなぁ……)』
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二葉亭芥 - 作者の二葉亭芥です。何故か突然、した覚えのないログアウトをされて(ほんとにどういうことなんだろ)、萎えちゃったので占いツクール卒業します。やる気が起きたら、なにか他のサイトでこの続き投稿する予定です。 その時まで、どうか気長にお待ちいただけると幸いです (7月12日 7時) (
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作者名：二葉亭芥 x他1人 | 作成日時：2023年3月24日 17時
