世界だってばよ！ ページ3
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時は流れ六月最終週＿＿＿＿＿……。
期末テストまで残すところ一週間を切っていた。
「全く勉強してね＿＿！！」
上鳴電気がそんなことを叫んだ。
鼓膜がびりびりと震える。
ギャン。
「体育祭やら職場体験やらで全く勉強してね＿＿！！」
「確かに」
「中間はま＿＿入学したてで範囲狭いし特に苦労なかったんだけどな＿＿……。行事が重なったのもあるけどやっぱ、期末は中間と違って……」
「演習試験もあるのが辛えとこだよな」
峰田実が珍しく落ち着いた感じで言った。
言葉の割には呑気そうに足を組んで頬杖をついてるけど。
「あんたは同族だと思ってた！」
「おまえみたいな奴はバカではじめて愛嬌出るんだろが…！ どこに需要あんだよ…！！」
「“世界”かな」
どうやら意外にも成績は良い方らしい。半分よりは上、くらいか。
ていうか返しが強すぎる。メンタル鋼か？
「アシドさん上鳴くん！ が…頑張ろうよ！」
ミドリヤが二人にそう声を掛ける。
いつも色んな方向に気を遣って、胃に穴でも空きやしないんだろうか。
「やっぱ全員で林間合宿行きたいもん！ ね！」
「うむ！」
「普通に授業受けてりゃ赤点は出ねえだろ」
「言葉には気をつけろ！！」
胸元を押さえて上鳴電気が言った。
それ程までに刺さるってことは、この三人は見た目通りの成績優秀者か。
多分、上位４分の１くらいには入っているんだろう。
「お二人とも。座学なら私お力添え出来るかもしれません」
「ヤオモモ＿＿！！」
「演習のほうはからっきしでしょうけど…」
「(？)」
『？』
フッと八百万百の表情に影が差す。
はて？
「お二人じゃないけど…ウチもいいかな？ 二次関数ちょっと応用つまずいちゃってて………」
「わりィ俺も！ 八百万古文わかる？」
「おれも」
「え え………良いデストモ！！」
「この人徳の差よ」
「俺もあるわ。てめェ教え殺したろか」
「おお！ 頼む！」
何でもいいけどバクゴー声怖ない。
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二葉亭芥 - 作者の二葉亭芥です。何故か突然、した覚えのないログアウトをされて(ほんとにどういうことなんだろ)、萎えちゃったので占いツクール卒業します。やる気が起きたら、なにか他のサイトでこの続き投稿する予定です。 その時まで、どうか気長にお待ちいただけると幸いです (7月12日 7時) (
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作者名：二葉亭芥 x他1人 | 作成日時：2023年3月24日 17時
